こうゆうことか…

@J2130

第1話

 薬局関連の協会がありその冊子に小文を依頼されました。

 今は五十代になる昭和○○年生まれが、当協会が推している一般薬をどう役立てているか…、そんな感じの文章の依頼でした。

 同年齢の人が何人も書かれていましたね。


 僕は書くのは好きなので数十行ですが書きました。ちゃんと協会が推薦する多くの薬を使っているので。


*****


 こんな年、いい年になってもヨットに乗っています。

家族から、

「気をつけてね」

 ではなく、

「大丈夫…?」

 と心配されます。

 いつのまにか心配される側になったようです。


 こんな年になっても、学生時代の先輩に会うと、直立不動で、

「ちーッス!」

 と挨拶し、一方ではいい年なのに、

四十代の後輩に

「どうよ、最近は、ちょっとはヨット乗ってるのか!」

 などと、なれなれしく心は学生時代のままでいます。少しは年齢にふさわしい

大きな心の“大人”にならないといけない、そう思っています。


「最近、頭頂の部分の髪の毛が細くなった気がする…」

 そんなことを薬局の店長に言うと、

「これ使ってみてください」

 当会推薦の△△薬を渡されました。


「今日、疲れているな…、体調悪いかもな…」

 ひょっとしたら休めるかな…、そんなことを思っていると、

「これ飲んで元気だしてください」

 □□内服液を持ってきてくれます。


 年をとる重ねるということは、こういった薬品を試せて、身をもって体験でき、実体験をお客様に語れるということで、そう悪いことばかりでもないのかな…。

 こんなことを思う毎日です。


*****


 こんな感じの文章でした。


 高血圧もあります。

 書きましたが、髪も細くなりました。


 これだけでも二刀流です、病気というか体調変化のね。


 たまに結石で血尿が出たり腰が痛くなるし、

 近いものが見えにくくなったのはかなり前からです。


 三刀流、四刀流です。


 子供のころ覚えているのが、

「達也、背中のここ押して…」

 母によく言われました。


 肩がこるってどうゆうのだろうと思いました。


 冬になると母がハンドクリームをつけていましたね。なんで塗るんだろうと思っていました。


 今は肩もこるし、薬局のハンドクリームもたっぷり塗ります。


 年をとる、重ねるとは「こうゆうこと」のようです。

 何刀流もの病気の達人に、疲れ、目のかすみ、肌荒れや抜け毛に対する達人になっていくようです。


 体調の変化、悪いほうへの変化は減ることはめったになく増えるだけです。


 まずは糖尿病、痛風、これを加えないように五刀流、六刀流にならないようにと思っています。

 

              了

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