登場人物紹介【ネタバレあり】
※作者の忘備録ですが、もし宜しければご覧ください。
アンジェ:
この物語の主人公。
十六歳。
長く艶のある赤髪に淡い緑の瞳を持つ。
結構な美少女だが、本人は自分の容姿に無頓着でおしゃれとかには興味がない。
ヨンスから『アンちゃん、スカートとかも似合いそうなのに……』と残念そうに言われている。
『戦闘狂』と言われるくらいには、戦闘に前向き。
でも、叱られたりするのが怖くて嫌い。このへんは実母の影響がまだある感じ。
得物は勇者の剣と魔鋼でできた短剣。
魔術全般使える。
魔術の練度については、兄弟の中で三番目くらいの腕前。ちなみに一番はニイラン、二番がヨンス。
兄弟の両親(ハンナとキース)を死に追いやったのは自分だと思っていて、罪悪感から、危険な戦いに身を投じがち。
イチノー:
二十一歳。長男。
基本面倒臭がり。
実は一番家族想いなのはこの人。
両親の代わりに皆を育てないとと、近所づきあい含め、裏で結構頑張ってきた。
話し方は気怠げな感じ。
おおらかで大雑把な性格。
得物は大剣。
得意な魔術は土魔術。
戦闘は、兄弟の中で一番苦手としている。
ニイラン:
十八歳。サンルとは双子の兄弟。
いつも皆を見守っている、慈愛の人。
見た目は、派手な金髪(染めている)に紫のたれ目で、いつも服を着崩している。ちなみに地毛は栗色。
両親が亡くなったときは、寂しさや悔しさが募り、そんな行き場のない感情を紛らわせるために、アンジェの看病をしていた。
話し方はのんびりしていて、語尾を伸ばす癖がある。
気の優しい、ちょっと天然な性格。
得物は魔石のついた杖。
風魔術と治癒魔術が得意。
異能持ちで、魔力をも遮断する緻密な結界を張れる。
後方支援職と見せかけて、総合戦闘力が兄弟の中で一番高いのがこの人。油断大敵。
サンル:
十八歳。ニイランとは双子の兄弟。
容姿端麗。黒髪に紫の瞳の神秘的な美貌をもつ。
自他ともに認める料理オタクで、いつも美味しい料理を作って兄弟に食べさせている。
兄弟が強く健康でいられるのは、きっと毎日の食生活が充実しているおかげ。
両親の代わりに、みんなの生活を守ろうと思って、料理を始めた。
街の食堂リストランテ・マルゲリータの料理長が、目標。
料理長のことは師匠と呼んでいる。
料理長が、まだ幼いサンルに根気強く料理を教えてくれたことに対し、とても感謝している。
性格は超マイペース。
話し方は淡々としていて、言葉少ない感じ。話すのはあまり得意ではないが、料理に関することには饒舌になる。
得物は包丁二本の双剣使い。
物理戦闘力だけなら兄弟一高い。
水魔術と風魔術が得意。
ヨンス:
十三歳。末っ子。
アンジェのことが大好きな、あざとい甘えん坊。
アンジェは、もちろんそのあざとさに気がついているが、それも含めて可愛いと思っている。
外見は、長いプラチナブロンドの髪に空色の瞳の美少年。
長い髪はアンジェとお揃いなので気に入っているが、顔立ちと髪型で女の子だと思われることが多く、それだけがちょっと嫌。
甘いものが好きで、特に山いちごのパイが好物。
腹黒い性格。
欲しいものを手に入れるためには努力を惜しまない人。
自分の強さに誇りを持っていて、それを軽んじられるのが大嫌い。
話し方は元気いっぱいな感じ。甘えた声を出すのは大得意。
氷魔術と風魔術が得意だが、魔術全般に高い適性を持っている。
戦闘能力的に一番伸びしろがあるのはこの子。
ヴァルナー:
四天王第四位。
人間年齢で十三歳くらいだが、体の成長が早い種族のため、見た目は二十歳くらい。
魔王のストーカー。
ただし、魔王に抱いているのは、純度100%の敬愛の念のみで、恋愛的な気持ちも全くない。
本人はストーキングしているつもりも悪気もなく、心の底から魔王のために自宅警備していると思っている。
四天王の中で一番年下で、魔王からは孫のように思われているため、過度の監視についても、ちょっと引くけどまあいっかと思われている。
天然記念物並みの天然な性格。
ニッチ:
四天王第三位。
魔術師。
四天王の中では一番年上の、初老の男性。
古代魔術や禁術まで幅広く修めており、アンジェの使えない闇魔術『地獄門』なども割と簡単に使ってみせる。
治癒魔術も得意。
魔王の敵だと認識すると、かなりえぐい攻撃を躊躇なく使う。
戦闘中は饒舌になるが、普段は寡黙なキャラで、参謀タイプ。
バーバラ:
四天王第二位。
人間年齢では二十五歳くらいの、妖艶な美女。
露出の多い、際どい服装を好む。
料理が趣味で、火魔術が得意。
母親が火の精霊で、バーバラ本人もその性質を色濃く受け継いでおり、その実体は火そのもの。
面倒見がよい性格で、ヴァルナ―が小さい頃はよく火の玉を出して遊んであげていた。
カルーア:
四天王第一位。
人間年齢で十八歳くらいのダークエルフで、細身の美少女。
猫のようなつり目がチャームポイント。
胸が小さいことをちょっと気にしている。
土魔術が得意で、魔力を吸収する触手が出せる異能持ち。
ストイックな性格で、戦闘訓練に余念がない。
照れ屋。
魔王:
生まれた時から魔族の頂点に立ち、『魔王』と呼ばれてきたため、個人名はない。
きっと死ぬまで王であり続ける、孤高の人。
一人称は『朕』。
蜂蜜色のウェーブがかった長い金髪に、赤い目を持つ。
昔は暇つぶしに人類を虐殺して回っていたが、三百年前に勇者と出会い、清く正しいオタクになった。同人誌も書いている。
魔界で、同人誌ブームを巻き起こした
部下の話はちゃんと聞くことが出来る、カリスマ性のある上司。
アイスクリームが好物だが、最近は街の食堂リストランテ・マルゲリータの料理にもハマっており、足繫く通っている。
人間界でもオタクとして活動を始めた。
ハンナ:
兄弟の母。故人。
前代勇者。
アンジェの名付け親で、アンジェを守って亡くなった。
子供たちとキースを心から愛している。
生前は、夫を尻に敷く、肝っ玉母ちゃんだったとかなんとか。
躾けには厳しいが、理不尽なことは絶対にしない人。
キース:
兄弟の父。故人。
寡黙で穏やかな性格。
レイシャル山に出た魔獣の群れの大移動に危機感を募らせ、子供たちの待つ家へ急ぐために森へ入り、醜悪な魔物の餌食となった。
魔物の襲撃が起こったのは家のすぐ近所だったため、万一にも子供たちに危険が及んではいけないと判断したのが仇となった。
魔物にやられたのは、予想外の魔獣の群れに何度も出くわし、魔力が底を尽きたところを襲われたため。
アンジェの実母:
故人。
踊り子として生計を立てていた。
アンジェを疎ましく思っており、日常的に暴力を振るった。
魔物の襲撃の際、アンジェを置いて逃げ出し、魔物に襲われ、死亡した。
うちの裏山に魔王が封印されていた件 丸山はこ @maruyama_haco
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます