リアムロボとのメモリー(後編)

ー第2ミッションー

どんどん登っていった道の途中にロボットが立っていた。

「ロボットだ!」

マテオは、ロボットに興味津々だった。

「こんにちは、私の名前はQ子です。今から、私の出題するクイズに答えてくださいね。制限時間は1分です。もし、制限時間内に答えられなかった場合はスタートからやり直してもらいますので、頑張ってくださいね。」

「クイズなら得意だ!パパに任しといてくれ😤」

「パパ、頑張れ📣」

「トムさん、頑張ってください📣」

(大丈夫かしら・・・😰)

アメリアは、あんまり期待してないようだ。その理由は・・・。

「では、問題!世界の三大珍味といわれている食べ物は何でしょう?」

「世界の三大珍味って、何だったけ😔」

(はぁ~、やっぱりだわ😮‍💨)

アメリアは、ため息をついた。

そう実は、トムは常識問題(知ってて当たり前の問題)が少しだけ苦手なのだ。

「パパ・・・。」

「トムさん・・・。」

マテオとリアムロボもがっかりしていた。

「そうだ、分かった💡」

「パパ🤩」

「トムさん😊」

「・・・。」

「うに、このわた、からすみ、だ😤」

「それは、日本の三大珍味だし、日本酒と相性がいいものでしょう😮‍💨」

「そうかww。」

アメリアは呆れていた。

「残り30秒です。」

制限時間まで残りわずか・・・。

「パパ・・・。」

「トムさん・・・。」

「答えは、キャビア、フォアグラ、トリュフよ。」

聞いているのを我慢できなくなったアメリアは答えた。


「お見事!正解~🎊」

「ママ、スゴい!」

「アメリアさん、お見事です。」

「こんなの常識問題だから当然よ😤」

「アメリア、ありがとう。助かったよ。」

「これに懲りたら、常識問題をもっと知っとくこと。」

「はい😓」

トムは、どうやら懲りたよだ、

「wwww。」

「正解の証です。」

Q子は、アメリアにグリーンのカラーボールを手渡した。

「やったね!ママ。」

「これでカラーボール、"残り1つ"ですよ。」

「よーし、みんなこの調子で行くわよ🔥」

「オー🔥」

「オー😞」

トムは、さっきの事で元気がないようだ。アメリアたちは、残り1つのカラーボールを探しながら、どんどん先に登っていった・・・。


ー第3ミッションー

どんどん先を登っていくと、またもやロボットが立っていた。

「あっ!ママ見て、またロボットがいるよ!」

「本当だわ。」

(はぁ~、またクイズか~。勘弁してくれよ~😩)

トムは、また情けない姿をマテオに見せてしまうと思い、ため息をついた。

「こんにちは、僕の名前はQ太です。僕が今から出題する2問のクイズに答えてください。制限時間はそれぞれ30秒です。・・・。」

Q太は、第2ミッションのQ子と問題数と制限時間30秒以外は、同じ説明をした。

「さっきより、制限時間が短いわね・・・。」

「それでは、1問目。世界で2番高い山は何処でしょうか?」

「ん~、何処だったかしら?」

アメリアは悩んだ・・・。

「ママ・・・。」

「アメリアさん、もしかして・・・?」

そう、アメリアは地理が苦手だったのだ。

「残り15秒です。」

「あー、もう分からないわ。」

「答えは、ゴドウィンオースチン山だ。」


「お見事!!正解~🎊」

「パパ、スゴい🤩」

「なるほど。トムさんは、地理が得意なんですね🧐」

「地理だけではなく、数字や理科などの勉強は得意なんだよ😁」

「なるほど、そうなんですね。なのに、常識問題は・・・。」

「リアム、それだけは言わんで~🤫」

「ごめんなさい😅」

「「ww。」」

「あなた、ありがとう😌助かったわ~☺️」

「いいよ、お互い様だから。」

「ありがとう。」


「それでは、2問目。世界で4番目に流域面積が広い川は何処でしょうか?」

「ん~、何処だったかな🤔」

トムは悩んだ・・・。

「パパ、頑張れ📣」

「トムさん、ファイト📣」

「残り10秒です。10、9、8・・・、」

制限時間は残りわずか・・・。

「あ、思い出した💡」

「5、4、・・・、」

「答えは、ラプラタ川だ~!」


「お見事!正解~🎊」

「パパ、スゴい!」

「トムさん、さすがです。」

「あなた、スゴいわ!」

「えへへ。」

トムは、あの事はすっかり忘れ、ご機嫌だった。

「それでは、クイズクリアの証です。」

Q太は、"最後"のゴールドのカラーボールをトムに手渡した。

「よーし、これで4色すべてのカラーボールを集めたぞ🥳あとはゴール(頂上)を目指すだけだ。頑張るぞ🔥」

「オー🔥」

トムたちは、ゴール(頂上)を目指してどんどん登っていた・・・。


「みんなー、あともう少しだ!頑張れ📣」

「はぁ、はぁ・・・🥵」

「マテオ、大丈夫?」

「大丈夫だよ。」

「マテオ君、あともう少しだよ。最後まで頑張ろう🔥」

「うん😊」

「はぁ、はぁ・・・🥵」

トムたちは、最後まで諦めず頂上(ゴール)を目指して登っていった・・・。


ー頂上到着ー

そして遂に・・・。

「おめでとうございます🎊」

「あなた~。」

「やったぞー😄」

「リアム~。」

「マテオ君~。」

「「やったー😆😆」」

トムたちは、1時間30分で頂上(ゴール)に登り着いたのだった。


ー頂上からの景色ー

「パパ、ママ、リアム見て!」

そこには・・・。

「まぁ~、綺麗な景色だわ~!ね、あなた?」

「あぁ、めっちゃいい景色だ!な、リアム。」

「はい。僕、スミス家の家族で幸せです。」

トムたちが景色に夢中になっていると、キャストさんが話しかけてきた。


「すみません、記念に家族写真とかどうですか?」

「パパ、撮ろう!」

「あなた、撮りましょう。」

「そうだな!それじゃ、お願いします😌」

「リアムは僕の隣ね😉」

「うん。」

「マテオとリアムは、パパと私の間ね。」

左から、アメリア、マテオ、リアムロボ、トムの順番で並んだ。

「それじゃ、いきますよ!はい、チーズ。」

キャストさんは、インスタントカメラで撮った。

「はいこれ、写真ですね。よく撮れてますよ。」


「どれどれ。」

「まぁ、よく撮れているわ~。」

「僕たちも見せて~!」

「ほら。」

トムは、マテオに写真を渡した。マテオは、リアムロボと一緒に写真を見た。そこには、笑顔でピースサインをしているスミス家の姿が写っていた。


その後は、そこで綺麗な景色を見ながら、話しながら弁当を食べ、登山パークを後にした・・・。

車の中では、アメリアとマテオは疲れて眠っていた。

「よく眠っていますね。」

「いっぱい動いて疲れているだろう?リアム、今日はありがとう。」

「いえいえ。」

「リアムのおかげで、マテオも楽しかっただろう。」

「僕も楽しかったので、良かったです。」

トムとリアムロボは、話しながら家まで車を走らせた・・・。


それからも、リアムロボと一緒にいろんなところに出掛けた。

みんな、これからもこの日々がずっと続くと思っていた・・・。


               《続く!!》

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決戦!人間vsリアムロボ軍 AI惑星 SYストーリー @yuhei7529

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