KACをジャックします!

ぺんぺん草のすけ

第1話 なんばグランド華菊からのお届け物です~❤

 さて、今年もやってきました!


 えっ? 何が!


 決まっているじゃないですか! KACですよ! KAC!

『KAC2022 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022~』 が今年も始まりました。


 去年の本作はボヤッキーシリーズとして、リワードの有効期限の撤廃を寿限無を交えて訴えてまいりました!

 体制に物申す!

 いいですね~

 やはり風刺はいい!


 まぁ、言論に対して比較的自由なスタンスのカクヨムだからこそ許してもらえるテーマだったのでしょうけどね。


 という事で、今年はどうしようかな~

 どんなシリーズにしようかな。

 まぁかといって、読者がいるわけではないので、文句もなければ星もない!

 何をやってもノークレーム! ノーリターン!


 まさに! フリーダム! に ノートルダム!


 そう! 自由の自由の自由落下! って、落っこちとるがな!



 という事で、今年はグルメ記事でも書くか!


 青ダヌキの丸焼き風どら焼き! とか!

 電気ネズミのピカピカ中辛カレー! とか!


 どうだ! 作れるものなら作ってみろ!

 いろいろ危なっかしくて作れないだろ!

 ワっハッハ


 そう! ワイこそ! キルワキシワニ島の料理研究家!

 キルワキシワ●や!

 うっそで~す! 


 ピンポーン!


 だれやねん!

 こんな時に呼び鈴押すやつは!

 俺は今、KACの原稿を書いていて忙しいねん!


「N〇Kなら帰ってや! ウチはテレビ置いてないで!」

「N〇Kなんばグランド華菊からのお届け物です~❤」


 あらこの声は、予想外に女の子!

 きっとお顔も可愛いかも❤


 どれどれ

 ガチャリ!


 ばきっ!

 ほげぇぇぇぇぇぇぇ!


 蘭華「動くなぁ! ここはうちらがジャックした!」

 蘭菊「蘭華ちゃん、いきなり蹴りはないんじゃない……作者さん、尻もちついておびえているわよ……」


 蘭華「いいのよ! このくそ作者! うちらの登場シーンが少ないのよ!」

 作者「仕方ないじゃないですか! 話には流れっていうのがあるんですひょ!」


 蘭華「そこを無理やり捻じ曲げるのが作者でしょうが!」

 作者「そんな無茶な!」


 蘭華「なら、そこどきなさい! 今日からこのKACの原稿は私たちが主役よ!」

 作者「ぷっ! ……君たちには無理でしょ……」


 ギラリ!

 蘭華「何か言った?」

 蘭菊「何か言いました?」


 作者「ひぃぃぃぃ! 二頭の竜がおる! コイツらまるでや……」


 蘭華「分かったんなら、はよ出ていき! 今からココはうちらのもんや!」

 蘭菊「そうですねぇ~もし、ここにいらっしゃるようなら、この二本のペンチで指をプチプチしちゃいま~すよぉ❤ どんな音がするのかなぁ♪ 楽しみぃ~」


 作者「ひぃぃい! それだけはご勘弁を! お二人にお任せします! という事で、私は退散!」


 蘭華「ちょっと蘭菊……ペンチのって、怖いって……」

 蘭菊「蘭華ちゃん……なにか言ったぁ~」


 蘭華「蘭菊! 目がイッてるって! 目が!」


 蘭菊「ハッ! 私としたことが……つい、願望が……」


 蘭華「蘭菊って……もしかして、危ない系とか……」


 蘭菊「イヤだなぁ、蘭華ちゃん、そんな事あるわけないじゃない」

 蘭華「だ……だよねぇ……ところで、このカレー何?」


 蘭菊「蘭華ちゃん、知らないの? これが有名な電気ネズミのピカピカ中辛カレーよ!」

 蘭華「えっ……と……当然、知ってるわよ!」


 蘭菊「じゃあ、蘭華ちゃん食べてみる?」

 蘭華「えっ……食べられるの……コレ?」


 蘭菊「当然じゃない。魔人国では普通に食べているらしいわよ」

 蘭華「魔人って、もう人じゃないじゃん!」


 蘭菊「蘭華ちゃんなら大丈夫だって!」

 蘭華「なに、その好奇心でキラキラした目は……」


 蘭菊「だって……気になるじゃない。どんな味か」

 蘭華「だったら、蘭菊! アンタが食べなよ!」


 蘭菊「駄目だよ、だって私、魔人じゃないし」

 蘭華「それはウチもやぁぁぁああ!!」


 蘭菊「ハイ! パク!」


 蘭華「モグモグ……」


 蘭菊「蘭華ちゃん……どう?」


 蘭華「モグモグ……」


 蘭菊「ら……蘭華ちゃん……大丈夫?」


 蘭華「ス……ス……スっパぁぁぁあ!」

 蘭菊「蘭華ちゃん……」


 蘭華「キーーン!」

 蘭菊「?」


 蘭華「グぎがぁぁぁ! の・昇るのボルトぉぉぉぉぉぉお!」

 蘭菊「蘭華ちゃん! ここにきて博多弁⁉」


 蘭華「目から一瞬、Z戦士並みの十万ボルトが出たよぉぉぉぉ!」

 蘭菊「やっぱり美味しくなかった?」


 蘭華「イヤ! 美味しいよ! コレ、美味しいよ! 最初はスッパさが口に広がるんだけど、それがミントのようにキーンと口の中に広がって鼻に抜けるの。そしてその後に怒涛のごとく激辛が! 一瞬、天に昇るかと思っちゃった!」


 蘭菊「意外……美味しいんだ……コレ……」

 蘭華「蘭菊も食べてみなよ! ホレ!」


 蘭菊「パク!」


 蘭華「どうや?」

 蘭菊「モグモグ」


 蘭華「なっ! 美味しいやろ!」

 蘭菊「モグモグ」


 蘭華「……なんか言いや!」

 蘭菊 バタっ!


 蘭華「チョっ! 蘭菊! 大丈夫?」

 蘭菊「………………」


 蘭華「……こんなとこで寝てたら風邪ひくで」

 蘭菊「……………」


 蘭華「いかん……完全に気を失っとる……まぁ、あの激辛は普通の人間には無理やろ。あれを食べられるのはウチぐらいやな! ワハハハハ」


 と言う事で、ハイ! 2000字!

 「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト」にもついでに出したろ!


 この作品こそ、本当の二刀流!

 

 
















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KACをジャックします! ぺんぺん草のすけ @penpenkusanosuke

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