第七話
鉛筆削りを遠心分離機に掛けて、さかなへんの漢字を太陽光に当ててみた。
失敗ばかりのオオカミだけど、ヒマワリの種くらいには役に立つ。
シソのような香りのする歌手は、レントゲン写真を振り回して校歌を歌う。それはまるで心臓病のようだったが、実はストップウォッチが埋め込まれているだけなのだった。
それにしてもマジックパワー不足によって、農家が上げる収益が年々減ってきているようだ。これは天下統一への大きな足かせとなるだろう。
島国っぽさを出したいのでお気に入りのキャラクターを増やしてみたが、全員バスケットボール選手で、穏やかな音色でリコーダーを吹き鳴らす。
蟻の巣よりもっと重要なことは、針金を槍に変えることだ。そうすれば紅白戦くらいには勝てるだろう。
信じられないような大学が僕の肝臓に宿ったというので、消防点検をする必要性があると言われた。
傑作だ。しかしブリザード帝国にはいつ勝てるのか定かではないものの、山椒を振りかけた鉄道駅はもろもろ崩壊した。
禁断のワニをゆでて、ハリセンボンを味付けとしてトッピングしたせいで、今夜のお父さんはお母さんより身長が高くなってしまったのだが、私は宇宙船よりも世界に注目される身分となったのだから、神社にお参りしたスズメバチと比べて、ヨードチンキくらいの価値はありそうだ。
コマンド入力に失敗した春巻戦士たちは中華料理屋を占拠したが、倦怠感を訴えた腐った主人に追い出され、最終的にはマンボウの尾っぽを放り投げた奥様によって助けられた。
苦戦を強いられたが、ハンバーガーとチキンバーガーの戦争はそばかすくらいに美しかった。
なると金時を空に打ち上げて、まさかりを担いだ三蔵法師が目玉焼きを地中に埋めたとき、木に実を付けたジャガイモは笑顔で私たちを出迎えてくれた。
門が開くと、カサブタよりも麗しい花嫁が、ミントの香りを楽しみながらボールペンを舐め回していた。端っこには空飛ぶ円盤があり、そのなかには十円ガムが転がっていたのだ。
歴史的快挙と言えば他にもありそうで、たとえば醤油味のする味噌が開発されたとか言うニュースは世界に轟く前に君の耳には入っていなくもない気がするが、ところでアイスモナカの味について議論できる者はいないかとたずねた総理大臣は、川を見るなり泣き出した。
健康状態の悪化したのはつい昨日までの話で、クリオネを食らうヘビのような夢を見たのはおとといまでのことだった。
富士山を切り落としたバターナイフみたいな英雄になりたくなければ、淡水の湖で釣れるはずのないマグロのような夢を抱かなければならないのだが、しょせんハマチはハマチだ。
ドレッシングは酸っぱいが、ヤマンバはとても甘いというのは古代の秘伝書に載っているとおりであり、松ぼっくりがいずれ爆弾として使えるようになるとの予言もこの中には書かれていたのだから驚きだ。
柴犬よりもネコという人は少なくないが、人間よりも小石だという人はなかなかいないと思われる。決勝戦をすっぽかしたレモンケーキは、メダルを振り回してメガネを外し、金塊をざくざく集めていたオレンジを蹴り飛ばした。
ユニフォームを忘れた新聞部員みたくはなりたくない、というのは愚か者の考え方であり、時にはしまい忘れた幅跳び選手のようにコーラを雷にするくらいはしなくちゃいけない。
ほうれん草色の将軍様は、絵の具で模擬試験を作った。ランタンを持ってきて作戦を聞くと、霧が深くなっているから気を付けろとのことだったが、カブトムシはクワガタに近いという発見があった。
温泉があると聞いたのでやって来たら太陽だったということは記憶に新しいが、先輩たちはローションを塗りたくったままで、全然至近距離を保とうとはしなかったので、安っぽい肌色のパソコンを加えて今夜は帰ろうじゃないか。
シダ植物は栗ではない。かといって起死回生の一発でもないことは、ずいぶん学者の間で議論されてきたことらしいが、ロマンティックなオカルト話には興味がないと言っていた私は、証拠品提出のために琵琶湖に潜るのである。
円形のハムスターよりも、タマネギ色のプラチナの方が、ポケットにしまいやすい。カレンダーをめくって月日を数えてみても、ラベンダーのようにはならない。
校長先生と教頭先生の歯磨き粉は僕の懐で温めておいた。大理石のようなバランスボールは砕け散った。シャンプーがへそに入ったときよりもショックだった。
貧困に喘ぐこんにゃくゼリーくらい、どうってことないさとメスシリンダーは言った。フラスコは動揺していたが、スポイトは呼吸困難に陥っていた。
クッションは海に沈んだが、山には地球が沈んだ。レタスはエリンギのようだった。キャベツは炭酸飲料のようであり、めかぶはロボットのようだった。ひじきは掃除機のようで、白菜はもはやコンサート会場だった。
かりんとう不足で悩むノートブックには、食塩水がお似合いだと思った。
孤立したのはどうやら鉄分だ! しかしもどかしいことに、エンジン音が聞こえてこないのはタバコの臭いのせいだ。
沸騰しかけた髪の毛とは、枝豆のようなものであり、小豆ではない。
私はコンビニで買った三色団子をコンクリートの塀の上に座って食べながら、傍らに寄ってきた子猫の頭を撫でてやった。鈴が付いているのでどこかのネコだとは思うけど、それにしても可愛いネコちゃんじゃねぇか。
そういえば一時期ハムスターを飼いたいと思っていた時期があったな。
まぁ、今はそんな話はどうでもいいか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます