君と畑を見る
「じゃあ苦労したって言ってた畑を見させてもらいに行こっかな」
「ほんとっ?案内するよ」
「そんなに急いで走ったら…走っt…浮いてる!!」
「任せんしゃい、引力の最適化とか色々あって魔力消費量の二倍ぐらい魔力回復してるから人間状態でも簡単に使えちゃうの」
「へぇ〜魔法かぁ良いなぁ」
「また教えるよ」
「おっ本当か?ありがとう」
「取り敢えず今は畑だよほらほら〜」
「俺は飛べてないから引っ張らないで〜」
「どうだぁ私特製の畑」
「鉄網を編んで載せたってのはこれかな?」
「そうそれだよ」
「ビニールハウスみたいな感じに鉄網を使ってるんだ」
「ふふん天才でしょ」
「そうですね、これは自分も考えつかなかったですよ」
「わぁい神崎にほめられたぁ」
「おっこれは落とし穴かな?」
「あっ神崎!!褒めるならほらっやる事あるでしょ。ほらっほらっ」
「おっこれは動物は落ちないですねぇ」
「えっなんで?…じゃなくてほらっほ〜らっ」
「動物は非常に感覚が鋭い生き物だからこんなに露骨に穴があっても落ちはしないよ」
「じゃあなんで動物被害が無いの?」
「それは見たらわかるでしょう」
「見たらわかるの?」
「だって畑まで続く道がどこにもないでしょ?」
「ふぇ?…見てみれば〜そんな気が〜しなくもないかなぁ〜」
「そんな気しかしないねぇ」
「…褒めて貰えると思ったのにぃ」
「あっやばいほらほら、いじめ過ぎちゃった」
わぁい頭撫でて貰えて嬉しい〜男の人ってなんか凄く女性の頭撫でるのを控える事あるよねぇ〜恋人とかじゃないなら普通にキモいし嫌だけど恋人通しなら逆にやって欲しいってなるのになぁ
「計画通り」
「これから一生やんないよ?大丈夫?」
「わぁごめんなさい」
「はぁしょうがないなぁ」
「じゃあこれじゃあ私が入れないから改良しましょか」
「引力を覚えれば良いのでは?」
「それもそう…かも?」
「でしょお」
「学ぶまでは毎日水やりはひぃちゃんがやるって事でしょ?」
「そうだね」
「なるべく早く学ぶよ」
「その為に一生懸命覚えよっか」
「そうだねぇ」
「じゃあ今はどうするの?」
「取り敢えず私が浮かせるよ」
「おっおぉ凄い浮くってこんな感覚かぁ」
「良いでしょう」
「本当だ温泉で寝っ転がる感覚だよねぇ」
「温泉入ったことないから分かんない」
「あっそっかまた作るかぁ」
「大変そうじゃない?それ」
「大変だねぇまた今度やり方は教えるけど」
「じゃあ作物見て〜」
「おっかなりいっぱい植わってるんだねぇ」
何万年も君と一緒に ビクトル @biktle42
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。何万年も君と一緒にの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます