第14話 振子電車投入から40年

 伯備線という路線は、山陽本線の倉敷から山陰本線の伯耆大山までの約140キロ、山陰と山陽を結ぶ幹線として機能しており、主として、鳥取県西部と島根県東部の主要都市から山陽の岡山、そして関西・首都圏方面への連絡のための路線であります。


 ところでこの路線、結構カーブも多く、電化と同時に、そのような場所でも速度を落とさず走れる振子式電車が投入されることとなりました。それが、今は知っている381系電車。

 ところが最初は、振子電車独特の揺れと、それに加えて新車としてのペンキの匂いというか、そういうのが相まって、普通なら乗り物酔いしない人までが酔うことが続出しました。私も、電化1年後の1983年に岡山から新見まで乗車して、結構酔いかけた記憶があります。朝はオロナミンCを1本しか飲んでいなかったので、吐かずに済んだのは幸いというところかな。


 しかしそこは何とか改善されまして、その後何度も乗車しましたが、特に酔うことはありませんでした。

 まあ、酒を飲めば、酔いますけど、それはまた別の話ということで。


 381系電車も、今年で40年。

 それにしても、国鉄時代の車両は、長持ちしますな。

 とはいえさすがに老朽化も激しくなりましたので、近く置換が決まっております。

 それに応じて、1編成が国鉄時代の塗装に塗り替えられました。


 別に381系電車を嫌うわけじゃないが、やっぱり、この列車は181系気動車の時代が懐かしいというか、印象に残っております。

 食堂車に、行きたかった・・・。

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