南の島のプレイボール
ただの大学生
第1話 監督のプレイボール
少し暑さも感じるようになってきた、2028年4月沖縄県那覇市の県立真玉橋高校に一人の教員が赴任した。彼の名前は平原慎太郎 39歳 体育科の教員だ
また彼は野球を中学までしかしていないにも関わらず一回戦負け常連校であった美栄橋高校、勝連高校を県ベスト4までのし上げるなど指導者としての知名度もあった。しかし彼にはまだ届いていない夢があった。それは野球人であれば誰もが一度は憧れる甲子園の舞台である。彼の指導者としての最高成績は県ベスト4、あと少しあと少しで手が届きそうで届かない。気づけば教員生活16年目、今度こそ甲子園へ そんな思いを抱きながら、平原は赴任式、担任を受け持つ2年8組商業コースのHRをそつなくこなし放課後を迎える。体育館に併設された体育教官室にはやる気持ちを抑えながら帰還する。二階にある教官室からグランドに目を落とすと、一人の大男が目にとまる。「ああ、あれが照喜名龍二か」
と誰もいない教官室に呟く。
前任の監督からの引き継ぐ前から名前を知っていた唯一の選手だ なぜなら彼は県内トップクラスの左腕として名前がよく知られているからだ そんな風に一人二階で風に吹かれていると、グランドではキャッチボールが始まる
南の島のプレイボール ただの大学生 @tadanodaigakusei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。南の島のプレイボールの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます