僕らは世界に嫌われている

VAN

第0話 プロローグ

 これは悲しい物語。

 世界に異能が目覚めたころ、彼らも再び目を覚ます。

 地球は異能を許さない。自然だけが生きることを許される。


 人類は新しいステージに移行し、それは突然として生まれた。

 失われていた第六感を取り戻し、さらには自然摂理を覆す、力を持った。無限のエネルギー、宇宙力、超越知識・・・。

 いつしかして、彼らと古き人類は交わり、完全に世界は変わってしまった。


 しかしそれは、人類の突然変異でもなければ、神様が与えた運命でもない。

 そう、彼らは地球外生命体だったのである。侵略は古くから始まっており、それに気づいた人類は古くから戦い続けていた。

 だが、侵略は止まらなかった。人類の進化と引き換えに、地球のものであった、『人類』という存在がなくなっていく。


 これは悲しい物語。

 だが知らなくてはならない。

 地球最古の人類が、この場所に残した最古の記憶である。


 

  


 


 

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僕らは世界に嫌われている VAN @loldob

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