曖昧

曖昧

曖昧さ

口にできない

曖昧さ

見ることはできない

曖昧さ

本当に必要な時に言葉は出ない

本当に伝えたいときに考えは浮かばない

きっとこうやってまた過ぎていく一日

普通通りなんてできないいまだに

まえならえで列をつくって

前の人からずれないようにって

手を伸ばす

みんな等しく均等にするはずなのに

どこかずれて

あやふやに

そんな風に少しのずれを見逃していたら

いつのまにか大きくなるこの隙間を

僕は埋めることができないでいた

埋めることをしないでいた

そんな

曖昧さ・・・

最初は目に見えないそんな些細な出来事が

いつのまにか積み重なって

本当は気づいているはずだった

でもさ・・・・

怖くてさ・・・・

まえならえで列をつくって

前の人からずれないようにって

手を伸ばす

みんな等しく均等にするはずなのに

どこかずれて

あやふやに

そんな風に少しのずれを見逃していたら

いつのまにか大きくなるこの隙間を

埋めることできっと違うことをしてしまう

普通のこととは違うって思うのが

出来ないでいた

曖昧さ・・・

きっと

ずっと

曖昧さ。