ねぇ、愛してる

第2話 男女の話 解説

　カップルＡ（女）とＢ（男）が付き合っていた。

　そのカップルＡとＢにそれぞれストーカーＣ（男）とＤ（女）がいた。

　ストーカーＣとＤは自身がＡとＢそれぞれと付き合っていると思いこんでいた。

　ストーカー行為を行いＣはＡを殺害、ＤもＢを殺害した。

　しかしＣとＤは愛する人を別れたくなかったので首だけを手元に残して首から下をバラバラにして遺棄、首をホルマリン漬けにした。

　遺棄した死体が世間に知られるとＡとＢの共通の友人（第三者）が、二人を殺した犯人がＣとＤであることを突き止めた。

　しかし、定番よろしくＣとＤに口封じで殺された。

　そして利害の一致でＣとＤは付き合い、結婚し捜査からの目をかい潜り愛する人の首に向けて一方的な愛を囁き続けている。

　愛してるは、お互い好きであるのと同時に一方的な愛で人の命を奪うことも厭わない人の愛も含んだ台詞である。