彼女に想いを込めるほど。

書きにくくなるような、題材です。
難しい結末を。

頑張って、描いた貴方に祝福を。


ありがとうございました。

このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む（68文字）

このお話を読めば、意味がわかります。
切なくて優しい。
ひとりキャンプ、昨今流行っていますが、こんな出会いが描かれるとは……。
意表を突かれながらも読後のしっとりとした気持ちに包まれています。

　キャンプとは野外で一時的に生活することを言います。英語では他に「兵役」「陣営」「陣取る」などの意味があり、あと同じ目的で人々が集う事を「キャンプ」と称することがあります（プロ野球のキャンプとか）。
　そう考えると我々の生活そのものも、別に山や海に行かなくとも日常がキャンプと言えるのかもしれないですね。陣取り、戦い、同じ目的で自分以外の人と家から外に出て接しなければならないので。
　人は一人では生きていけません。そう考えるとまさに人生はキャンプかも？

　今回も作者様の優しく平易な文体にて綴られた物語。とても切なく美しい至極の一作となっております。是非お一人でも多くの方々にご拝読頂きたいと思います。ーー