自由詩:青光見るジニア・己に呪われしアネモネ
その
彼は
乙女の
己に呪われしアネモネ
まどろみの季節に咲き
長き
まどろみにやさしき夢のごとく
花盛りに
乙女の
夜空に伸ばす手のひらに
その花乙女に色なき笑顔を向け
ゲッカビジンの花のごとし
眺むはある青き乙女のみ
彼は
眩しき笑みを
花の憂いと対成す花
ジニアのまわりを
彼の身は運命に枯れ
春の夜の夢のごとく
ともに寝そべる丘の
星見て過ごす最後の夜に
星空をさす指先に
決して掴めぬ乙女の運命
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