自由詩:大いなるクエルカス
星々を
もっとも高きその背は
森の癒しの目印で
乙女の家の目印だった
硬き肌に
星明かりを守る賢者の頬笑み
幾程夏を数えたか
もっとも長きその
あふれる緑の象徴で
暑き繁栄の象徴だった
星ばかり見る花たちの
恐れを
幾程秋を数えたか
もっとも
近づく星空の表象で
夢の終わりの表象だった
沈黙を守る隠者の微笑み
目を閉じ散りゆく乙女たちの
涙を別れと笑いつつ
幾程冬を数えたか
もっとも多き年月は
乙女の記憶の表顕だった
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