働く中年サラリーニャン、にゃん太郎さん。
にゃん太郎の会社では、『マンマねこ』という昔ながらの猫用レトルトご飯を販売しているのですが――近年ライバル企業から発売された『にゃ~る』に市場を独占されて、憂き目に遭っているというところから物語が始まります。
昔はあんなに売れたのに……あの頃は良かった……なんて郷愁を誘うお話で、しかも商品開発の会議が妙にリアル(笑)
長丁場の会議に飽きた猫社員たちが、天上からぶら下がる紐を見てウズウズしているシーンにくすりと笑いました。
うんうん、猫はじっとしていられないと思うよ!
成績不振のにゃん太郎は自身のクビを賭けて新商品の開発に乗り出しますが、果たして――。
ちなみに、読了したあとに思ったことは「食べたい」でした。猫のご飯なのに……。