アーケゲドーラ大渓谷最終決戦のここまでのあらすじ

 第324話からおよそ二ヶ月が経ちました。本日19:00に第325話を公開いたします。


 長らくお待たせしてしまって申し訳ございません。既に内容をお忘れの方もいらっしゃると思います。

 そこで第177話から始まったアーケゲドーラ大渓谷の最終決戦直後から第324話までの簡単なあらすじを戦力分布に基づいて簡単に記しました。


 振り返りにお使いください。全部覚えているから不要だよ、という方は問題なく飛ばしてください。



■第325話からのメイン


 ザガルドア一行によるアーケゲドーラ大渓谷標高二千メルク地点の戦いがメインです。

 ザガルドアの他、十二将はグレアルーヴ、トゥウェルテナ、ディグレイオがいます。ラディック王国側はセレネイア、マリエッタ、シルヴィーヌの三姉妹がいます。


 「【2周年読み切り】兄弟になる二人 中編2」で登場した、あの美しいお姉さんが姿を現します。既にお読みいただいている皆様には、誰のことかお分かりのことでしょう。

 

 また第326話では、この美しいお姉さんが活躍、さらにあの人も登場します。ご期待ください。


 三姉妹は少しお休みです。マリエッタとシルヴィーヌの掛け合いだけは健在です。



■他のキャラたちの動向


(1)ビュルクヴィスト&エランセージュ


 シャラントワ大陸地下のイエズヴェンド永久氷壁で新たな管理者となったモレイネーメたちとれ、魔術転移門を使って、とある場所へ向かっています。


 エランセージュの瑠璃王慈癒光宝陣ピラジェシュリーエはある意味で、最大の切り札にもなり得ます。真の力を顕現することはできませんが、それでも相応の力になるはずです。


 ビュルクヴィストは相変わらずです。エランセージュ以上の最強のジョーカーと言っても過言ではありません。


(2)ヴェレージャ&ソミュエラ&ブリュムンド&ディリニッツ&セルアシェル


 モレイネーメのもとへ旅立ったゼーランディアとガドルヴロワは戻ってこず、彼らは待ちぼうけ状態です。


 セルアシェルを救ったレスカレオの賢者ミリーティエと合流し、ビュルクヴィストの指示のもと、彼らもまた新たな戦場へと場所を移します。


 最も多くの十二将がそろった状況です。かなり危険な場所へ行くのは必定です。


(3)ルブルコス&イプセミッシュ


 イプセミッシュは完全回復に時間を要します。仕方なくルブルコスが同行、本来なら高度をさらに上げていく予定でしたが、しばし高度三千メルク地点で逗留中です。


 この先、イプセミッシュを護りつつの戦いとなります。イプセミッシュには強力な力が与えられるはずです。


(4)ロージェグレダム


 こちらは完全単独行動で標高五千メルク地点を目指して移動中です。そこで待ち受ける敵とは?


(5)ヨセミナ


 彼女はアーケゲドーラ大渓谷の最終決戦で未だ出番がない状態です。彼女には特別な役割が与えられているため、出番は本当に最終盤になります。ちょこちょこと細かいエピソードは差し挟みます。


(6)コズヌヴィオ&ワイゼンベルグ


 封印を共同作業で解いたことで意気投合、二人は行動を共にしています。ヨセミナ同様、未だに出番はありませんが、彼らもまた重要な役割を担っています。


 第325話以降のザガルドアたちの話が終われば、次はここになります。彼らの赴く先は再び高度ゼロメルク地点、つまり谷底です。


(7)キィリイェーロ&プルシェヴィア&トゥルデューロたちシュリシェヒリのエルフ一行


 離脱者続出で彼らをシュリシェヒリの里に戻した後、アーケゲドーラ大渓谷に残るのはキィリイェーロ、プルシェヴィア、トゥルデューロ、そしてラナージットです。その他数人もいますが恐らく名前は出ないでしょう。


 ラナージットはプルシェヴィアもトゥルデューロも残ることに大反対でしたが、強硬なまでに意思を貫いて残ることになりました。彼女にもまた彼女にしかできない役割があります。


(8)ルシィーエット&オントワーヌ


 ルシィーエットはお分かりですね。すぐに登場します。当然、相棒はあの人です。


 オントワーヌは先代三賢者最強、単独行動を取っています。パレデュカルを封印した箱はレスティーの手元にあるため、憂いはありません。向かうは最高地点たる高度八千メルク地点、戦うべき相手は。


(9)エレニディール&サリエシェルナ


 最も危機的状況にあるのがエレニディールです。既に分体を集結させたジリニエイユと交戦中、実体こそ見せていないジリニエイユですが、最高位とほぼほぼ同化しつつあります。


 サリエシェルナの魂を護りながらの厳しい戦いを余儀なくされます。果たして救援の手は来るのか。


 また、最高位キルゲテュール復活のための三つの条件はもはやそろいません。代替だいたい方法があるとのことで、相当に難易度は高いわけですが、ジリニエイユはそれを実行しようとします。


(10)フィリエルス&フォンセカーロ


 ホルベントをビュルクヴィストに託した後、戦場を変えてアコスフィングァとラグリューヴが上昇できる限界地点で待機しています。


 本来、三王女の援護に回るはずでしたが、その必要性はないとのザガルドアの判断からです。


(11)最後にレスティー&フィア


 真の意味での最終決戦まで、今は完全に遊軍状態です。


 適宜、危機的状況にあるところで手を差し伸べます。差し伸べるだけでレスティーやフィアが敵を駆逐することはありません。


 主物質界の戦いでは、主物質界に住まう者が責任を負う、のもとであくまで助言を与えるのみです。その助言だけでも十分すぎるほどです。


 なお、レスティーが兄から下賜され、新たに用意した二十の武具のうち、顕現化したのは未だにトゥウェルテナの持つ湾刀、イェフィヤとカラロェリのみです。残る十八の武具はいったい誰に手に渡るのか。



 その他、これまでのところで名前の出ていないキャラたちもたくさんいます。とりわけラディック王国の騎兵団たちです。皆既月食と同時、彼らも動き出します。それはまもなくやってきます。彼らは主たる活躍は描きませんが、裏で頑張っている、ということで。



 あれ、このキャラが抜けているなど、ご意見やご質問がありましたら、遠慮なくコメント欄に記載ください。


 それでは引き続きよろしくお願いいたします。

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