編集済
ああ、大円団。
よろしゅうございました。
トゥウェルテナの舞と、流した涙は美しく。
秘密の宝石、真愛の宝珠──ロイントレペ。光の粒子路を、空に渡って行く二つの青鈴──ソネレル。
リィン……。チリリ……。
柔らかで清らかな、小さな鈴の音を響かせて。
まさかこんなに早く、混沌に溶ける前に出会えるとは思わなかったです。
カイラジェーネはむしろ、幸福な姿に見えました。
エトリティアに、2千年待たれていた。ずっと、気の遠くなるような長い時のなかを。
レスティーの粋なはからい。見送るトゥウェルテナ。
そこに、裏切った一族の者総出で混沌に還るという、望外の喜びを得ること叶ったギリエンデスが、金色の輝きを添える。
も〜、言うことはありません!(いや、沢山喋ってる!)
作者からの返信
コメントを頂戴し、有り難うございます!
ロイトレペとソネレルはエトリティアとカイラジェーネの物語を描くうえで絶対に欠かせないものです。
効果が最大になるよう書いたつもりで、何度も書いては消してを繰り返し、この形になりました。
ソネレルが寄り添い、また離れていくシーンは自分でも現状満足しています!
混沌の前に二人が再会できたのは、これがレスティーの骨を折ったところで、そしてレスティーにだけ可能となる方法でした。
もちろん、あのままエネイエスから混沌に還すこともできたのですが、エトリティアの心に寄り添った結果でした。
ギリエンデスを裏切った魔人族は本来なら混沌には還せません。ここはギリエンデスの強い思いと、彼に対するここまでの労いと報酬ということで。
決戦を終えたかのような余韻がありますが、実際には決戦はこれからなんですよね。
ギリエンデスも混沌に還れて良かったです。
あと、白氷のシュヴランジュとか、黒炎のノムフレルとか、カタカナでの格好いい命名センスが羨ましいです(笑)
作者からの返信
コメントを頂戴し、有り難うございます!
そうなのです。最終決戦、序盤も序盤なのに、これだけ文字数を使ってしまって。
冗長にも程があるだろう!とクレームが来そうなものです(笑)
ウェブ小説ならではということでご容赦いただきたいところですが、もう少しそぎ落とさないと、とも思っています。
次話からは序盤の第二ラウンドといったところに入っていきます。
引き続きお付き合いいただけますと幸いです!
拝読致しました。
粒子路……光の粒子が立ち昇るような感じでしょうか。
魂の通り路、といったところか……この中を潜る死者の葬列。
さぞや美しい情景なのでしょうね(^-^)
作者からの返信
コメントを頂戴し、有り難うございます。
エネイエスはそのイメージで大丈夫です。
混沌へと導く唯一の通路で、本来なら視界で捉えられません。
レスティーだからこそできる、というものですね。
魂が浄化されながら混沌の輪還へと配されていきます。幻想的な光景です。
引き続きご愛読いただけますと幸いです!