この度は、「物語を作る物語」を読みたいですの企画に参加していただきありがとうございます。
遅ればせながら、感想を書かせていただきます。
読み始めの段階では、世界観に驚きました。
物語を作るだけなら、現代でもかまいません。(たぶん、その方が親近感があると思います)
「なぜわざわざ戦時中に?」と疑問を抱いたのですが、途中で「この設定は面白い!」と感想が変わりました。
物語を作る「だけ」で十分だと思っていた自分が恥ずかしくなります。主人公が小説を書く経緯がちゃんといています。物語の膨らませ方が秀逸です。(うまく説明できず申し訳ありません)
一番楽しみにしていたテクニックを教えるシーンは非常にタメになります。ぜひ執筆の技術を向上したい人に覚えてほしいです。
また、作中のアドバイスが、アドバイスで終わらない構成がよかったです。終盤で急に疑心暗鬼になりました。(自分もこのような仕掛けのある物語が書けるようになったら、執筆を楽しめるかもしれません)
全体的に凝っている作品なので、大満足です。(なんとなくラーメンが食べたかっただけなのに、トッピングが豊富ですごく得したような気分です)
企画を立てた張本人の意見としては「偶然にも素晴らしい作品に出会えて光栄でした」の一言につきます。
本当にありがとうございました。