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2022年11月27日 22:53
完結おめでとうございます!破蕾が示してくれたのは、遺された者たちがこの先を生きるための光ですね。とりわけ偉浪にとっての。破蕾の故郷への行き戻りで、飯屋の場所なり別の目的なりが見つかるはず。物語冒頭では神から与えられた任務を胸の真ん中に据えていた春海の、最後のセリフが清々しいです。迷宮の中での出来事を思い返しても、自分で行動を選ぶことってすごく大変なんですよね。全部を自力で背負わなきゃならないから。でも、「みんなで生きましょう」。頼り合える人たちと寄り添って生きれば、その負担はずっと軽くなる。神様なんかに縋らずとも、ずっといろんなことができる。そんな強いメッセージを感じました。この先、三人がどんな旅をしていくのか、まだまだ見ていたい気持ちです。なんか毎度言ってる気がしますが、物語が終わるのは寂しいですね。今作も読み応えがあり、毎日の更新が楽しみでした。充実した読書の時間をありがとうございました!また次回作も楽しみにしておりますね(●´ω`●)
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。今日も、それからいつもながら毎日のコメントをくださってありがとうございます。こちらこそ、完結まで走破いただいてありがとうございます。今作で描きたかったのは、どんな場所からも道は続くこと。ただし道があるからと、必ずしもどこかへ繋がっているとは限らないこと。結局、道の歩き方や行き先は自分で決めるしかないこと。でも場合によって、とんでもなく苦しいこと。——といったところです(長いですね)。行き詰まった人へ第三者が言うよくあるアドバイスへのアンチテーゼみたいな感じです。いえ文句を言いたいわけではなく、気軽に言って大丈夫? という老婆心的な。作者のそういう陰湿な舞台設定に乗せられ、春海は途轍もなく苦労しました。仰る通り、破蕾の示してくれた光明に向けて歩き出すことができましたけれども。破蕾の故郷を見るとか飯屋がどうとかは、お察しの通り方便に過ぎない部分があります。彼らのことですから、もちろん真面目に取り組むでしょうけど。神であったり年長者であったり、順列や定められた地位的なものを春海は絶対のものと考えていました。それが最後には神様“なんか“と言っておりまして——これは結局、鬼徳神について天上の三神に助けられてしまったわけで、そこのところを悔しく思っている面もあったりなかったり。そういう負けず嫌いな彼女らしい言葉でもありました。作者の知る未来年表によりますと、春海が皇都で父母と再会するのはかなりの年月を経た後となります。どうも破蕾の故郷で何やら……いつも楽しみにしてくださっていると言っていただけるのが心の支えです。お忙しい中、欠かさず読んでいただけて光栄です。最後になってしまいましたが、いつもながら一つの作品のようなレビューもいただいて感謝しております。次回作。このお返事を書いている時点では、現代ドラマかなあと思っております。また読んでいただくに相応しい物語をどうにかこうにか。書きかけの原稿を横目にスルーしつつ、締めさせていただきます。改めて、ありがとうございました。
完結おめでとうございます!
破蕾が示してくれたのは、遺された者たちがこの先を生きるための光ですね。とりわけ偉浪にとっての。
破蕾の故郷への行き戻りで、飯屋の場所なり別の目的なりが見つかるはず。
物語冒頭では神から与えられた任務を胸の真ん中に据えていた春海の、最後のセリフが清々しいです。
迷宮の中での出来事を思い返しても、自分で行動を選ぶことってすごく大変なんですよね。全部を自力で背負わなきゃならないから。
でも、「みんなで生きましょう」。頼り合える人たちと寄り添って生きれば、その負担はずっと軽くなる。神様なんかに縋らずとも、ずっといろんなことができる。
そんな強いメッセージを感じました。
この先、三人がどんな旅をしていくのか、まだまだ見ていたい気持ちです。
なんか毎度言ってる気がしますが、物語が終わるのは寂しいですね。
今作も読み応えがあり、毎日の更新が楽しみでした。充実した読書の時間をありがとうございました!
また次回作も楽しみにしておりますね(●´ω`●)
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。今日も、それからいつもながら毎日のコメントをくださってありがとうございます。
こちらこそ、完結まで走破いただいてありがとうございます。
今作で描きたかったのは、どんな場所からも道は続くこと。ただし道があるからと、必ずしもどこかへ繋がっているとは限らないこと。
結局、道の歩き方や行き先は自分で決めるしかないこと。でも場合によって、とんでもなく苦しいこと。
——といったところです(長いですね)。
行き詰まった人へ第三者が言うよくあるアドバイスへのアンチテーゼみたいな感じです。いえ文句を言いたいわけではなく、気軽に言って大丈夫? という老婆心的な。
作者のそういう陰湿な舞台設定に乗せられ、春海は途轍もなく苦労しました。
仰る通り、破蕾の示してくれた光明に向けて歩き出すことができましたけれども。
破蕾の故郷を見るとか飯屋がどうとかは、お察しの通り方便に過ぎない部分があります。
彼らのことですから、もちろん真面目に取り組むでしょうけど。
神であったり年長者であったり、順列や定められた地位的なものを春海は絶対のものと考えていました。
それが最後には神様“なんか“と言っておりまして——これは結局、鬼徳神について天上の三神に助けられてしまったわけで、そこのところを悔しく思っている面もあったりなかったり。
そういう負けず嫌いな彼女らしい言葉でもありました。
作者の知る未来年表によりますと、春海が皇都で父母と再会するのはかなりの年月を経た後となります。
どうも破蕾の故郷で何やら……
いつも楽しみにしてくださっていると言っていただけるのが心の支えです。
お忙しい中、欠かさず読んでいただけて光栄です。
最後になってしまいましたが、いつもながら一つの作品のようなレビューもいただいて感謝しております。
次回作。このお返事を書いている時点では、現代ドラマかなあと思っております。
また読んでいただくに相応しい物語をどうにかこうにか。書きかけの原稿を横目にスルーしつつ、締めさせていただきます。
改めて、ありがとうございました。