『祝符』というものは、どんな効果のあるものなのか。たぶんこの後に説明があるんだろうとは思いますが、御守りなのか戦いに使うものなのか、最初に簡単な一文でも説明があった方がイメージしやすいかもと思います。
春海も、少なくとも「使うもの」であることは知っているわけですよね。
黒蔡一家は嫌な感じですが、このままだと迷宮の中でかち合いそうですね。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。今日もコメントありがとうございます。
祝符について、ご指摘ありがとうございます。たしかにそうですね、知らずに読むと全く何物か分かりませんね。
ので、以下の文章を追加しました。
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修練を積んだ僧は祈りによって、現実に傷を癒やしたり、怯える人から恐怖を取り除いたりできる。
その補助に用いると聞くが、春海チュンハイは使う場面を見たことがない。
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黒蔡一家。どう見ても悪者ですが、腹黒な厭な感じのする人たちです。関わり合いにならなければいいんですが、そうもいかない予感がしますね。
そう言えば、金瓶梅に目を通したのですが、人の死に関して、残忍さを感じました。春海も命について、価値観が私とは異なるのも背景にならわしがあるからですかね?
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
金瓶梅にしても、今作にしても、現代日本人の感覚そのままと比べれば残忍となるのは仕方ないというか当たり前かもしれません。
魔物や戦がなかったとしても。幼いころの知人が百人居たとして、二十歳を迎えるころには三分の一も残らないような時代です。
それは死が重いとか軽いという問題でなく、至極当たり前にそこにあるものなのだと思います。
喩えるなら、大切にしているサッカーボール。あるいはぬいぐるみ。そういうもの一つと自分の命が、春海にはさほど違わないはずです。
もちろん前提として、天秤の反対に世界の滅亡がかかっているからですが。