第3回、自主企画 「植物の出てくる」お話しの本棚

『嫁子の小さな畑』

 2年前に「北海道の田舎」に「嫁いできた」「町育ちの嫁子」。

ある日そんな「嫁子」に「義母」から小さな畑が託されます。

「小学生の時」「朝顔を見事に枯らせ」た実績のある「嫁子」は頭を抱えます。

これはそんな「嫁子」の苦闘の日々の物語(ノンフィクション)です。


 「何を植えれば」いいのか?

植えるための準備すら初めての「嫁子」にはわかりません。

「義母」や「隣の奥さん」そして「義父」の様々な手助け、伝授される技、各種武器(?)の使い方を覚え、どんどん農業スキルをあげていく…?

いえ、これはそんなに生易しい話ではないのです。


 苦闘に次ぐ苦闘、失敗に重ねる失敗。

小さな「畑」で繰り広げられるバトルの相手は作物だけではありません。

天候、そしてなんと敵は身内にもいるのです。

加えて、農業のプロ「義母」の広大な「畑から」「毎日のように」「届く野菜」たち。

台所で、畑で、「嫁子」はひたすら頑張ります。


 北海道の広大な大地の片隅で繰り広げられる「嫁子」の苦闘と挫折の日々。

語り口の軽さからサクサク読めますが、リアルで思い描くとなかなか大変な日々であったと想像します。

(企画主も農家の嫁一年目なので、身につまされます。)


 さあ、「嫁子」は具体的にどんな農業ライフを送ったのでしょう?

まだまだ続きそうな「嫁子」の苦労です。

あちこちに散りばめられたクスっと笑える描写と、しんみりとした読後感。

そして、これってね!

大事なので2度目ですが、ノンフィクションなんですよ!


「嫁子」の苦労にぜひ皆様も一緒に涙いたしましょう。


*********************


緋雪様作

『嫁子の小さな畑』より

「小さな畑の物語り」

https://kakuyomu.jp/works/16817330649756022335


嫁子シリーズ第二弾、公開されました

『畑の真ん中で嫁子は叫ぶ』より

「食べないなら何故植えるってううう!!」

https://kakuyomu.jp/works/16817330650449895343


★第2回自主企画 『甘ーいスイーツ』にもご参加くださいました。

『スイートメモリー』

https://kakuyomu.jp/works/16816927860866581247/episodes/16817330648673476902

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