『黒服にスイーツを!』

 いきなりイケメンが、イケメンらしく、イケメンに登場する『黒服にスイーツを!』。


 イケメンこと「十文字為朝じゅうもんじためとも」は「午後7時20分を少し回ろうと」するなんとも微妙な時間に、「道行く女子達」の視線を一身に集めながら「不三家のパーラー」を訪れます。

お店で注文したのは「彼の雰囲気にそぐわない」「チョコレートパフェとミックスジュース」。

そして「もう少しで、君の所へ行くよ、ミナミ・・・。」という、なんとも意味深な独白。


 この後回想で「為朝」が「ともちゃん」と呼ばれていた2年前の甘く幸せな思い出が語られます。

何故、「不三家のパーラー」なのか。

何故、「チョコレートパフェとミックスジュース」なのか。

「ミナミ」が「為朝」にとってどんな人物なのか。

そんな甘酸っぱい回想は「スマホからの発信音」でかき消されてしまいます。


 彼は「ミナミからプレゼントされた」「赤いネコのピアスを」「無意識に」触りながら「運命」を決める場所へと乗り込むのです。


 さあ、ここからは怒涛の展開です。

作者様お得意のハードボイルドな展開です。

悲恋です。

下剋上かもしれません。

大どんでん返しです。

まるでジェットコースターに乗っているように読者は振り回されてしまいます。

そしてなんと!「為朝」は「驚愕の表情を浮かべて」「ミナミの左耳の黒いネコのピアスを、視界の片隅に捉えながら意識を失く」すのでした。


 この作品、今回の企画のために書き下ろしてくださいました。

ありがとうございました。


 ああ、これを書き忘れておりました。

とても重要なこと。

この作品を読む上での注意点です。

それは、

   



 ◇ ◇ ◇ 


風鈴様作

『黒服にスイーツを!』

 デコちゃんパーラーからの~~!

https://kakuyomu.jp/works/16817330647998778752



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