『そうだ。鳥を見に行こう。』

 最初エッセイなのかなと思いましたが、タグに「現代ドラマ」「オリジナル小説」とありました。

エッセイ風な展開で、次々に頁を繰りたくなります。


 今回取り上げさせてもらう第1話は、「バードウォッチング」に出かける前の日の様子。


 「自分は」仲間と情報を交換するより「気ままに、独りで見ている方がいい」のだそうです。

「写真を撮」るよりも、「ライブ感のある双眼鏡で見ている方が好き」とのこと。

「バードウォッチング」のやり方にもいろいろもあるのですね。


 さて、主人公は明日「バードウォッチング」行くための準備を始めます。


 明日は目的地に「着いたら、熱いコーヒーを飲」むので、その「コーヒーに合う」ような「シナモンロール」を焼こうと考えます。

「パンの焼けるいい匂い」の中で「明日、見たい鳥について想像する」のです。


 「オオタカ、ハイタカ、チョウゲンボウ」

「ジョウビタキ、アトリ、レンジャク」

「ツグミやシロハラ」

「シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、カワラヒワにマヒワ」

「カワセミ」「メジロやエナガ」。


次々に出てくる鳥の名前。

近所で見かけた鳥もいます。

知らない鳥は思わず図鑑を広げたくなりました。


 明日そんな鳥に会えることを楽しみに、うきうきと準備をするのです。

読んでいるとこちらも「シナモン」の香りに包まれて、うきうきとした気持ちになってきます。


 そして迎えた翌日の朝。

さて、さて。

どうなったでしょうか?


第2話では、夏の「バードウォッチング」の現場での苦労。

第3話では、秋のとある「鳥見」のことが書かれます。

第4話は、冬のお話しになるのでしょうか。

更新されるのが楽しみです。


 ◇ ◇ ◇


赤伊正広様作

『そうだ。鳥を見に行こう。』より

第1話 そうだ。鳥を見に行こう。

https://kakuyomu.jp/works/16816452219004542093

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