Phase.10 情報屋ブックマン




     10




 二人と一羽は半日かけて情報収集に駆け回ったが、とくに目ぼしい収穫はなかった。

 目下、欧州列強における一番の脅威と言えば、海軍力の増強が著しいドイツ帝国だが、今のところ、ヴィルヘルム二世が注視しているのは東西に国境を連なる露仏同盟であり、わざわざ大金をはたいてアイルランドの独立派フェニアンを支援するメリットはない。

 IRBがドイツと繋がっているという線はカネトリの中からすぐに消えたが、今年の初めに起きたクリューガー電報事件で両国の緊張が高まっていることもあって、巷には反ドイツ的なデマや流言飛語、ドイツ脅威論に基づくプロパガンダが多かった。


 曰く、ヴィクトリア女王の暗殺を企んで各地で暗躍している。


 曰く、南部連合国ディキシーランドの後ろ盾である英国に対して、ドイツ帝国が北部合衆国ノーザン・ステイツを支援する名目で宣戦布告を仕掛ける。


 曰く、ドイツ皇帝はすでに秘密結社を通して火星人とコンタクトを取っており、欧州列強を滅ぼす三本足の熱線兵器を所有している……などという、とんでもない話まで聞こえてきた。


 これらに加え、さらに暗雲垂れ込める南北アメリカ情勢もあり、戦争特需への期待が情報の錯綜を呼んだ。

 IRBがボーア人勢力やインドの独立派などと一斉蜂起を目論んでいるという陰謀論から、弾薬や糧食などの軍需物資の買い占めによって先物市場に影響が出始めている話、コルト社の新型弾薬に使われていた火薬が湿気っていて発火せず、不良品を掴まされた武器商人が訴訟に動いている噂、それによる怪しい儲け話など。

 ここまでくると、さすがのカネトリも虚実の判断がつかなかった。


「なんというか、荒唐無稽な話が多かったな、リジル」

「うん……。難しい話が多かった」

「確かに。本当は今日もヒギンズ教授のところに行くはずだったけど……こんなことになっちまって、ごめんな」

「ううん。カネトリは悪くない。悪いのは、IRBアイ・ラール・ビー

「惜しい。アイ・アール・ビーな」


 カネトリは発音を修正し、「いや」と付け足した。


「単純な善悪では測れない。もともと、アイルランドを併合したのは英国だからな」

「そうなの?」

「ああ。興味があるなら英国の歴史についても後で教えよう。歴史は面白いぞ」

「リジルには意外といい社会勉強になるかもね!」

「かもしれん」


 二人と一羽は煌びやかなピカデリー・サーカスに出た。

 東西南北に連なる大通りの合流点。様々な階級が行き交う猥雑な大通りを路面のアーク灯が照らしており、通りの壁に埋め込まれた機械仕掛けの看板が独りでに宣伝していた。



2ペンスタプンスから口座を開けます。あなたも2ペンスタプンスで投資家の仲間入り! 

――ドース・トームズ・モーズリー・グラブズ安全信託銀行』


 黒く塗られた小さな木片が解析機関エンジンの歯車のように回転し、そこに文字やら図やらを描き出す。今や時代遅れとなった蒸気駆動画キノトロープだ。看板の中では、にこやかな顔をした二人の兄妹が、資本家らしき紳士に小銭を渡していた。

 キノトロープ・ショーなどの劇場に設置されている専用エンジンと異なり、駆動画が歪んでカクついているのは、歯車の摩耗を防ぐためにわざと更新速度リフレッシュ・レートを低く設定しているのと、あとは単純に整備不良だろう。


「これからどこにいくの?」

「知り合いの情報屋だ。昼間の内に今回の件について調べるように電報を打っておいた。足で情報を集めるのにも限界があるから……っと、ちょっと待ってくれ」


 カネトリは人混みを避けて街灯の鉄柱に寄りかかった。噴水像エロスの上に設置された自動掲示板に目をやる。



 ロイター通信〈ワールド・アトラス〉より定期配信。

 本日のニュース――


『坂本龍馬率いる日本の外交使節団、蝦夷特別自治区(旧・蝦夷共和国)を訪問』

『エチオピア戦争終結! 〈黒い列強〉エリトリア地方を奪還!』

『不調続きの〈ビッグ・ブラザー〉 中央統計局が今週から分解調査』

『ドレフュス事件に新展開 ジョルジュ・ピカール中佐が真犯人を告発』

『【南北アメリカ情勢】 開戦目前 北軍第一軍団、バージニア・ベルトに集結 明日にも宣戦が布告される見通し』


 と、そこで『新創刊! デイリー・メールならたったの半ペニー』と広告が入った。



「なんて書いてあるの?」

「んー、ああ。もうすぐアメリカで戦争が起こるって書いてある」

「わかるの?」

「ああ。歴史から言えばな、鞘から抜いた剣はどこかに振り下ろさないといけないんだ」


 ニュースが一周して、カネトリは踵を返した。シャフツベリー・アベニューでキャブを拾い、イースト・エンドへ向かう。

 大通りから外れて路地裏に入っていくと街灯は消えていき、通りは静寂と深い闇に覆われた。二人を下ろしたブルーム型ガーニーの尾灯テールランプが去っていくと、カネトリは懐からマッチを取り出し、持ってきたランタンに火を点した。

 ぼんやりと揺らめく炎の灯りが、壁に描かれたダビデの星ヘキサグラムをうつしだす。

 迫害されしイスラエルの民が住まうユダヤ人居住区ゲットーだ。ロンドンにあってロンドンではない、そんな世界の一角に目的の屋敷はある。


「リジル、いつでも抜けるようにホルスターの留め金を外しておけ」

「わかった」


 緊張の面持ちで暗闇を進み、打ち捨てられた家具がバリケードのように連なる一角に出る。汚水が滴る通路を抜けると、松明が焚かれた広場のような空間に行き当たった。


「あれだ」


 中央には剣先付きの鉄柵で囲まれたレンガ造りの屋敷がたたずんでいる。以前の由緒正しきジョージアン様式は改築に次ぐ改築のために消え失せ、今や蒸気機関用のバルブと電線が張り巡らされてグロテスクな蜘蛛の巣のようになっている。


「おい、俺だ!」


 扉を叩くが、返事はなかった。カネトリは首を傾げて周囲を見回す。


「おかしいな。この時間ならもう活動・・してるはずだが……」

「カネトリ、ここじゃない?」


 見ると壁に物々しい機械が埋め込まれていた。『要件はここに』とプレートがあり、台座に樹脂製の筒とメモ帳が置かれている。



気送管プネヌマティックか。物好きな……」



 カネトリは仕方なくメモ帳を一枚破って名前と要件を簡潔に書き込んだ。

 メモを筒に入れてセットし、気密蓋エアロックを閉じてレバーを引くと、シュポンと圧縮空気が噴き出す間の抜けた音がした。

 一分と経たずに『どうぞお入りください』と返事がきて、プシューと蒸気圧が解放された。鉄の扉が重そうな音を響かせて開いていく。

 光のない屋敷はまるで魔窟のようで、両脇に積み上げられた本の山はただ沈黙し、厚い埃に覆われていた。二人がランタンの光に従って廊下をまっすぐに進んでいくと、奥からはまるで囁きかけるようにカチャカチャと金属が擦れ合う音が聞こえる。

 突き当りを曲がって階段を下りると、地下室の扉がぼんやりとしたガス灯の光に揺れていた。

 防音処置が施された扉には、骸骨と悪魔がデザインされた物々しい装飾で『Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate.』とイタリア語のプレートがかけられている。


「何というか、相変わらず趣味の悪い……」

「? なんて書いてあるの?」

「えっと、『この門をくぐる者、一切の望みを捨てよ』かな? あー、怖がらなくていいぞ」


 防音扉をくぐって中に入ると、蒸気機関のむわっとする熱気と、カチャカチャカチャカチャと打鍵と反復運動を繰り返す音が鼓膜を打った。


「う、うるさい……っ!」


 あまりの騒音に、リジルは耳を塞いでその場に蹲ってしまった。

 十メートル四方の地下室。その半分を埋めるように屹立しているのは、金色の歯車が付いた無数の六角柱だった。

 後に貴族に叙された数学者にして世紀の大発明家、チャールズ・バベッジによって設計され、現代文明のいしずえとなった物理演算装置――解析機関アナリティカル・エンジン


 蒸気機関により駆動される歯車と歯車に渦巻いているのは莫大な情報だ。


 鍍金の施された諸々の連動は大英帝国の『見えざる武器』こと世界中を覆う万国電信網インターナショナル・ネットワークに直結し、その間を行き来する通信社の情報を掠め取ってパンチカードに出力、カードを読み取ったタイプライターが自動的に文字打ちを始める。

 こうしているあいだにも一枚、また一枚と可視化された情報ニュースの束が吐き出され、中央の机に座る男が背を向けたまま目を通していく。


「リジル! 外に出るか!? 耳のいいお前にはきついだろ!!」

「で、でも……っ!」

「大丈夫だ! 俺もすぐにいくからな!!」


 カネトリが耳を手で覆い、大声を出して言うと、リジルは我慢しようかどうしようか迷った末に、こくんと頷いてそそくさと退散した。

 騒音と熱気、不快指数は炭鉱現場に負けず劣らずだ。

 すでにカネトリも額にじわりと汗をかいている。こんなところに長いすれば、一時間としない内に気が狂ってしまうだろう。どうしてこの狂気の空間にいて男が平気なのか、まったく理解できなかった。



個人用解析機関パーソナル・エンジン〈ナイチンゲール〉、いつ見ても壮観だ! 確か、中央統計局の〈ビッグ・ブラザー〉を基に再設計したんだったか!?」



 ほとんど怒鳴るようにして言うと、ひょろりとした初老の男が床を蹴って回転椅子をこちらに向けた。

 ボロボロで穴だらけのマントに汚れの目立つシャツを着た男は、この界隈のもと締めであり、カネトリが懇意にしている情報屋ブックマンだ。


「ええ! 一般に普及している汎用エンジンでは、到底手に負えない情報量パケットですからね! ですが、『クラッキングは常に需要が供給を上回る』というのが、我々クラッカーの間での不文律でして! 情報量は年々多くなるばかりです!!」


 そこでブックマンは大声を出すのに疲れたのか首を振り、壁にかかっている防音レシーバーを耳につけるようジェスチャーで促した。

 カネトリは頷き、レシーバーを装着して横穴に接続端子を挿入する。

 電話の発明で知られるベル卿が劣悪な環境で働くオペレーターのために開発したノイズ・キャンセル・システムは、多少なりとも騒音を軽減してくれたが、耳障りな不快感はどうしても拭えなかった。


「しししっ、本職・・に復帰おめでとうございます、カネトリ様」

「久しぶりだな、ブックマン。早速で悪いが、調べはついたか?」

「ああ、電報の件ですか。一応、警視庁ヤードにもアクセスしてみましょう」


 ブックマンは財布から取った偽の市民カードを読み込ませると、机の鍵盤にカチャカチャと入力を始めた。

 『夜鳴鳥ナイチンゲール』が発した命令コマンドは、ニュー・スコットランド・ヤードの〈ブルドッグ〉を通して実行され、地下記録庫に集積された膨大なパンチカード群から参照されて返ってくる。

 そのプロセスがどういう仕組みなのかカネトリにはよく分からないが、警視庁の機密資料を勝手に覗いている時点で違法行為であることは間違いない。


「ああ、やっぱり情報が更新されていないようですね。警察は遅れてますなあ」


 ブックマンは首を振って、机の引き出しから書類の束を取りだした。


「……高くつきますよ?」

「いいから貸せ」


 カネトリはブックマンからほとんど奪い取るようにしてさっと目を通した。

 用紙には男の市民カードに使われているものらしい証明写真カルト・ド・ヴィジットとともに名前と住所、国民口座ナショナル・アカウントの番号などが記されている。


「こいつは?」

「ダニエル・ブライン。ポーツマス造船所に勤める労働者です。事件後、行方不明。軍事秘密の流出騒ぎにその男が関与している疑いがあります。イングランド銀行をクラックして口座を調べてみた結果、一か月前に五〇〇ポンドあまりが振り込まれていることが発覚しました」

「五〇〇ポンドか。……確かに工場労働者にしては貰い過ぎだな」

前金・・ですよ。律儀なことに事件の数日前に半分以上を別名義に移し変えていまして。これはもう確定だな、と。……まあ、今時はジャラジャラと現金を持ち歩くのは珍しいですからね。市民カードの番号と銀行口座を紐づければそれで支払いが済むわけですし」


 カネトリは資料を見ながら、苦々しげに首を振る。


「行方不明と言ったな? すでに事件の発生から三日が経っている。動くには遅すぎるぐらいだ。ここに不動産会社から割り出した潜伏先の住所が載っているが、もうすでにダブリンから姿を消しているんじゃないか?」

「ええ。ですが、その可能性は低いかと。『取引』にはまだ時間があるので」

「取引?」

「はい。ロンドン・シンジケートのツテを頼み、アイルランド人街でIRBの男を一人捕らえ……言い方はあれですが、情報を吐かせて『殺害』しました。彼によると三日後、ダブリンで行われる取引に参加する予定だったと教えてくれましたよ」

「カードはその時に引き渡される、ということか。IRBの背後にいる組織については?」

「わかりません。取引場所についても幹部にしか知らされていないらしく……」

「情報統制が徹底しているな……諜報組織の線が濃いか」


 資料を片手にうーんと唸るカネトリを見て、ブックマンは「そのことについてですが……」と新しいファイルを差し出した。


「少々気になる噂を入手しました。カネトリさんは『キューバ・ファイブ』をご存知で?」

「キューバ・ファイブ……? いや、知らんな」


「まあ、それは当然ですね。もう何十年も前の話ですから。英国が介入した先の南北戦争……いや、もうすでに南北アメリカが衝突するのは既定路線なので、第一次・・・南北戦争とでも言いましょうか。停戦直後の六〇年代後半、つまり西部のフロンティアでネイティブ・アメリカンと脱走した獣人奴隷が亜人独立戦争を戦う真っ最中、アイルランドでは南北戦争に従軍した独立派フェニアンが続々と加わり、フェニアン党の独立闘争が激化していました。現在、トマス・クラークが率いているIRBが結成されたのもこの頃です」


「四十年代のジャガイモ飢饉でアイルランド人はアメリカに移民せざるを得なかったからな。そこら辺の事情は俺もよく知っているよ」


「ええ。その際に投獄され、七一年に国外追放処分を受けて北部合衆国ノーザン・ステイツに亡命した五人のアイルランド人がいました。ジョン・デボイ、ジェレミア・オドノヴァン・ロッサ、チャールズ・アンダーウッド・オコンネル、ヘンリー・ムラディ、ジョン・マックルーア……英国側では記録が抹消され、存在しないことにされた独立派フェニアン。近年になって彼らが帰国し、ロンドンやダブリンに潜伏して陰謀を巡らせていると、簡単に言えば、そういう話ですな」


「…………。……もしそれが本当だとすると、裏にいるのはアメリカ合衆国の諜報組織か」


「あくまで噂に過ぎませんが、その可能性はあり得ます。……ただ、彼らはアイルランド系移民の結束を目標にアメリカやカナダで活動しているので、わざわざ当局に察知されるリスクを冒してまで戻ってくるとは考えにくいのですが」

「そう願いたいが、ややこしいことになってきたな……」


 北部合衆国ノーザン・ステイツ南部連合国ディキシーランドを国家として承認しておらず、この三十年間、あくまでも反逆者レベルが一時的に占領しているという見方を崩していない。

 そして、そんな反逆者レベルの後ろ盾である大英帝国を疎ましく思っている。

 敵の味方は敵だ。大英帝国が身近に抱えているアイルランドという爆弾を刺激する可能性は充分にあり得た。


「おい、ブックマン。そもそもの話だが、高度に暗号化されたカードを他国の解析機関で読み取れるものなのか?」

「ものによりますね。基本的にはどの国もバベッジ規格に準じた英国式コンパイラを使っていますが、ドイツやフランス、日本など独自のコンパイラを開発した国もあります。ま、最近は暗号も複雑化したので、解読には特殊な専用エンジンが必要になるでしょうね」

解析機関エンジンを持ってないIRBでは読み取ることすら不可能、か」


 読めない情報に価値はない。

 ロンドン・シンジケートの顔であるギルドを敵に回してまで、わざわざ無価値な情報を盗み出すような馬鹿はいない。


「まあ、盗まれたものがものですから……。とくに暗号解読で言えば、フランスには〈ヌーヴェルグラン・ナポレオン〉がありますし」


 軍用電信の暗号化のために開発されたドイツ帝国の〈エニグマ〉に対抗するため、フランス政府はナポレオン四世が即位した当時から新型エンジンの開発を進めていた。

 しばらく現場から離れていたカネトリも噂ぐらいは聞いたことがある。


「確か、普仏戦争で破壊された〈グラン・ナポレオン〉を復元したんだったか……」

「それだけではありませんよ! フランスの科学アカデミーが世界最高を謳う『大皇帝規格』……多言語対応、しかも現存するほぼすべての規格に互換性があるとか。私もクラッカー仲間から聞きましたが、まさに皇帝ナポレオンの名に恥じない精度だそうで。今や機関信奉者マキーナリストの崇拝対象です!」

「フランスまで出しゃばってきたら、もう誰の陰謀だかわからんな……」


 興奮気味に喋るクラッカーに、カネトリは苦笑した。


「まったく、本当は今頃のんびり休暇を過ごしてるはずなのに……」

「しししっ、ご愁傷様ですなあ。まあ、盗まれたものがものですし」


 ブックマンは肩を竦め、「ああそうだ」と思い出したように一枚のチケットを差し出した。


「今夜、十二時発。ロンドン‐ダブリン間の定期郵便飛行船、〈しろがね号〉の一等客室です。今から現地へ飛べば明日の朝には着くでしょう」

「いいのか?」

「ええ。ギルドには普段からお世話になっていますので。お仕事が終わりましたら、そちらの〈マスター〉にもよろしくお伝えください。ああ、チケット代は報酬につけときました」

「…………。……ちゃかりしてるよな、お前も」


 支払い用の市民カードを差し出す武器商人に、情報屋はチャシャ猫のような笑みで頷いた。



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