タイムリミットはバレンタインデー

maris

第1話

私、君のことが好きだよ!

そう、君だよ!

自分のわけがないとか自分じゃないって思っちゃ駄目だよ!

君のことなんだから。

ずっと見ているのに……

どーして気づいてくれないの?

それは、ちょっとひどくない?

目が合った時なんかめちゃくちゃドキドキするし、

たまに(少しだけだけど)話せた時は

君の声を聞けたから、1日中幸せでいられる。

それなのに……

この気持ちが全然伝わってないなんて

とても悲しい。

誰?って

そんなこと言う勇気ない……

まだね……

それに、たとえ言えたとしても

ほとんど話もしたことない私の告白なんて

すぐに玉砕して終わりだもん……


だから、

私を探して欲しい。

どーやって?

私の視線の先には君がいるんだよ。

(と言っても四六時中見張っているわけじゃないから、安心して。)

きっと目が合うことがあると思うんだ。

そんな時は恥ずかしくて目をそらしちゃうかも知れない……

だけど、目が合った時に君には、ニコッて

してもらいたいの。

私もニコッてするように頑張るから。

何回もかかるかもしれないけど……

私が誰かわからないから、無理だって?

だ、か、ら

目が合った人でいいの!

目が合った人みんなでいいんだってば!

間違ってても、それはそれで。


それから、

朝は「おはよう」とか「ヨッ!」

帰りは「バイバイ」とか「じゃあね」って

声かけてね。

最初はビックリして返事も出来ないかもしれないけど、

3回目位には答えられると思うんだ。

誰に?

またそんなこと言うんだ……

私だと思われる人みんなに!


それと、もし私が困っていたら

助けてね!

そう、私じゃないかもしれないけど。

私も君が困ってたら、全力で助けるから。


そうしたら、

君ともっと話せるようになって仲良くなれると思うんだ。


それでね、

私も勇気を出して

バレンタインデーにチョコ渡すね!

(OKならホワイトデーお願いします)


私のことなんて全く気にならないなら、

無視していいよ。

タイムリミット決めてるから……

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タイムリミットはバレンタインデー maris @marimeron

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