第27話 真也との勉強

あの日帰ったあと、


「お兄ちゃん!私はちょっと今日許せないことが沢山あったんだ...」


「ご、ごめんね」


「ううん、許さない、」


「そんな···」


「だから、私に沢山構ってくれるなら許してあげる!」


「か、構うよ!」


「ホント!お兄ちゃん嬉しい!!」


「だ、抱きつかないでよ、空」


「いいじゃん!構ってくれるんでしょう?」


「た、確かにそうは言ったけど...」


どうしよう、空の胸が僕に当たってて、


「お兄ちゃんのエッチ、」


か、可愛すぎるでしょ、空


◇◇◇

これ以上は思い出したくないくらいに構ってたから、辞めよう。


それは置いといて、今は図書館に来ている。

なんでも、俺の家では勉強できないんだ!って言われたからね。どうしてだろう?


「真也ここはどうやって解くの?」


「あぁ、その問題はな」


真也は教え方が上手なんだよね、ホントに···なんでも出来て凄いな...


「夏輝、悪い!ちょっとトイレに行ってきてもいいか?」


「うん!待ってるね、」


すまない夏輝、仕方なかったんだ


「夏輝君!」


「はい? って姫川さん!」


どうして図書館にいるんだろう?


「夏輝君は勉強しに来たの?」


「はい、期末テストがあるので...」


「偉いね!」


「それは姫川さんもじゃないの? じゃなくて、真也は見なかった?」


「真也君なら」


◇◇◇

「悪い姫川、体の調子が悪いみたいで、病院に行ってくるから夏輝の勉強を見てやってくれないか」



「って真也君に頼まれたの!」


真也、何してくれてるのー!



なお、これは真也と姫川が裏で組んでいた計画であることは夏輝は知らない。


「じゃあ、勉強始めようか!」


「は、はい...」



◇◇◇

「じゃあ、夏輝君!また学校でね!」


「うん、またね!姫川さん!」


今日はすごい疲れたな、帰ったら寝ようかな


「あれ?家の電気が全部消えてる?」


空も出かけちゃったのかな?


(おかしい、僕の部屋のドアが開いてる...もしかして、泥棒!)


(ギィギィ)


「あっ!」


しまった、床の木が鳴っちゃった。


「誰かいるの!」


豪快にドアを開けたけど、やっぱり誰もいないね、気のせいだったのかな?


(はぁはぁ危なかった、空が外出するって言ってたから、お兄さんの服を新品と取り替えに来たのに...どうやって部屋から出よう)


夏輝が帰ってきたことによってクローゼットの中に隠れこみ気配を消している雫に夏輝は気づくのか!


_____________________

あとがき

゙失恋した僕を周りが逃すわけない?゙

ていう新作のヤンデレラブコメを書きました!

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知らない間にヤンデレの女の子たちが僕の生活に入り込んでいるんだが セイユウ @adamanteer

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