天才幼なじみを相手にバレンタイン時期の受験生を主人公にした物語。ずば抜けた天才ぶりを発揮しているからこそ、最後のシーンでしっかりと納得することが出来、あまーい青春物語になっていた。幼なじみの天才ぶりを表す表現に"言語の図書館"を例えとして挙げており、とてもわかりやすかった。初めて読む作者さんだったが、読みやすく、展開もスムーズで他の作品も読んでみたくなった。
大学受験を間近に控えた男子高校生と、幼なじみの「ギフテッド」な女子高生(※大学進学決定済)の軽快でありながらどこかズレた会話が面白く、さくさく読めて最後には幸せな気持ちになれる作品です。ラストもほっこり、スタンディングオベーション!
読者視点では、先の展開を期待させられました。その上で主人公には不安を与えているのが、なんともニヤニヤさせられます。女の子の行動に振り回される男子ってのは、やっぱりいいもんですねぇ。
大学受験目前だと言うのに、天才美少女の幼馴染に始終振り回される『ぼく』の物語。とにかく奇妙で一般人の理解を超える彼女の言動は、果たしてどこまでが計算ずくだったのか……。その答えは最後まで読めばおのずと分かることでしょう。 幼馴染と言えば、無償の愛で寄り添い支えてくれる……なんてキャラが多いように思うので、これはとても新鮮ですね。推しです。
これは「ギフテッド」の幼馴染である天才美少女と、天才ではないぼくの物語。バレンタインのチョコレートには今や義理と本命だけではなく、様々ある。さて、ではその多岐にわたるチョコレート、どの名前のものがふさわしいのだろう。相手との関係性が一つだけではないからこその、チョコレート。彼女はきっと、たくさんの関係性をぼくとの間に見出しているのではないだろうか。とても幸せな気持ちになれる作品です。ぜひご一読ください。