第58話 番外編 『一蓮托生』完結1周年、『私の創作遍歴』連載1周年に思う
現在「カクヨムコン8」長編にエンタメ総合部門で参加中の『一蓮托生(いちれんたくしょう)』。本来はカクヨムコン7に応募した作品で、完結したのが2022年1月30日である。この時は「キャラクター小説」部門でエントリーしたが読者選考を通過できず、ダメ元で応募した「第8回角川文庫キャラクター小説大賞」も一次落ち、というわけで今回「カクヨムコン8」で新設されたエンタメ総合部門で読者選考を通過できるか、というのが目下の目標だ。
前回一番感じたのは、マイナーな歴史カテゴリ及び太平洋戦争終戦直後という舞台ということで、読者への接点があまりにも低いことだった。この状況を打破するために私は次回のカクヨムコンまでにカクヨムでの知り合いを広げることにした。
元々「創作論」を読むのが好きだったこともあり、「創作論」「エッセイ」カテゴリを読みながら作者のフォローをしたり、自主企画に参加して露出を上げるなどしていくうちにフォロワーも増えていった。
幸いエッセイ『私の創作遍歴』の連載を始めたことで継続的にカクヨムに投稿を続け、新たな読者及び作者と出逢うことができた。お陰で「カクヨムコン8」ではスピンオフである『私の懺悔録』を発表する等、私の新たな世界を広げることが出来た。
「カクヨムコン8」参加前に『一蓮托生』本編についても見直しをした。話の展開は変わらないが、キャラクター視点の乱れの訂正、描写の見直しに伴うシーンの差し替え、追加を行ったので完成度はより上がっているはずである。今回初めて読んでいただいた読者からレビューや感想をいただけたのも本当に嬉しかった。
『私の創作遍歴』も2022年2月13日に連載1周年を迎えるが、これからもマイペースに続けていければと思っている。
実は今の私はほとんど紙の小説本を読んでいない。子ども時代は物語や小説を浴びるように読んでいたが、大人になってからは小説を読むのを避け、実用書や解説書ばかり読んでいた。理由を問われると難しいが、自分の書く小説と比べて落ち込んだり、影響を受けたりするのが嫌だったのだ。
しかし、令和時代になってから知り合った二次創作小説の作者たちが一次創作も執筆していたため、二次一次ともにネット小説を読むようになり、「カクヨム」でもフォロワーの通知やレビューなどから新しいネット小説を読むようになった。
とはいえ、エッセイや創作論に比べるといまいち身構えてしまうのは続いている。楽しく読んでいてもある回が地雷になってしまったりすると、申し訳ないが続きを読んだり、応援するのに躊躇することもある。そこは私の作品を全部読む人がたぶんいないように、他の作者さまの作品にも向き不向きがあるということでご容赦願いたい。
次回こそは前回予告の続きを書ければと思っている。
『一蓮托生(いちれんたくしょう)』
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