敢えてそんな言い方をして、驚きを現したくなるのがこの作品!
大分若いオトコノコ主人公による、オトコノコ精神を忘れない読者のための
中身オトコノコ作者がお届けする、オトコノコのツボを押さえたストーリーが
ただのオトコノコじゃあ知り得ない知識で展開して行きます。
転生者である赤ん坊は実は異世界で100歳まであとわずか…と云うところまで生きた長老様。ただのおじいちゃんではなく、とんでもなく豊富な人生経験の持ち主だったのです!
生まれてすぐに食糧事情を改善したかと思えば、近所の悪ガキ退治から、悪徳領主退治をし、魔物を退治すれば解剖学の知識でさらっと解体―――これだけでまだ第一章の半ばまでの活躍なんて……。
スカッと爽快&痛快な赤ん坊の活躍と成長を、一緒に見届けましょう!
もし前世の記憶を持って転生したなら、その記憶はアドバンテージになっていくだろう。昨今、チート能力ではなく、そういった前世の経験値を元に新天地を開拓していく作品が増えてきたけれども、本作が面白いのは主人公の前世が大正時代というところだ。
富国強兵の中で戦をし、また飢饉に苦しみながら飢餓から脱した知恵は転生先が中世の世界なら必ず役に立つ。
実際に主人公は穀物を育てて食を満たし、戦を経験した身として悪政に挑んでいく。その過程が、大河ドラマを観ているようですごく面白い。
ありきたりな異世界ファンタジーに飽きた方はぜひ一読すべし!!