テスト
お社畜
第1話
スパンと剣の一閃でゴブリンは崩れ落ちた。
遅かった、か。
血臭夥しいその場所でひとりごちる。
とある村で若い娘たちが攫われた。
その救出を依頼されこの場にたどり着いたのはつい先ほど。
残念ながら攫われたと思わしき娘たちはゴブリンどもに組み敷かれ、穴という穴から白濁液を垂れ流していた。
せめてもの気休めで体を拭ってやる。
ゴブリンに汚されたというのは若い娘にとって生き地獄を味わったに等しいだろう。この先を生きるのが苦痛と思うほどに。
故に尋ねる。
介錯が必要なら請け負うぞ。と
ころして。と囁くように哀願があった。
剣を一閃。
来世で幸多からんことを祈る。
それが自身への気休めでしかないと分かっているけれど
テスト お社畜 @kroku12th
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます