異世界で神の力を手にする作品は数あれど、「さぬきの夢」という単語が出てくる作品にはそう滅多に出会えるものじゃない。(なお「さぬきの夢」とは、井島県境問題を香川県有利に解決することではなく、うどん用の小麦の品種のこと)まだ物語が始まったばかりだが、舞台となる異世界の設定が無駄に(失礼)リアル。その世界で作るのがうどん。異世界だろうがうどん。主人公は文句なく香川県民。この先どんな展開とうどんが待っているのか、楽しみしかない一作。