透明感あふれる綺麗な情景を、坂本さんらしい硬派で美しい文体で描いていらっしゃるなぁ……。冒頭を読みながらそう思いましたが、さらに中盤から本領を発揮されましたね。子供と大人の感覚が入り混じる繊細で怪しげな感情を、こんなに見事に表現できる作家さんはなかなかいないと感じます。非常に素晴らしくて、坂本文学に酔いしれてしまいます。次回も楽しみにお待ちしていますね。
作者からの返信
釣舟草さん
こんにちは、坂本です。
返信が遅くなってしまい、まことに申し訳ございませんでした。
拙作にいつも励ましのコメントを寄せてくださり、本当に、有難く思っております。
本作は、彫像と塑像というモティーフによって、いつもの私以上に、二項対立の図式をより強めて書こうと企図したものでございます。私のこの試みが、果たしてどのような結末をたどるのか、それが吉と出るのか凶と出るのか、今はまだ定かならぬところではありますが、今後もお付き合いいただけますと幸いです。
この度はありがとうございました。
そしてこれからも、よろしくお願いいたします。
これは美しい文学作品ですね。
三島由紀夫さんの『金閣寺』を彷彿とさせます。
続きもじっくりと拝読させていただきます。
作者からの返信
mk*様
返信が遅れてしまい申し訳ございません。
いつも拙作を御高覧いただき、感謝の念に絶えません。
『金閣寺』は正に美の文学の「金字塔」ですね。
その金字塔を想起していただいたということは、誠に光栄なことでございます。
今後とも変わらぬご厚誼のほどよろしくお願いいたします。