第1267話 羽根

AM4時、トイレで目が覚めた


寝室を出てリビングを横切ろうとして、床に10センチくらいの茶色の物体が落ちているのに気付く


ん?何だ?


しゃがんで摘もうとして、それが大型の鳥の羽根だと分かる


なんでこんな大きな羽根が・・・


いや待てよ?なんだか既視感が・・・あっ?


これ、あのハヤブサの羽根やないのか!!(ZOTTO#38)https://kakuyomu.jp/works/16816927861385549272/episodes/16816927861946439865


なんで今更こんなところに??


慌ててベランダに向かうが、もちろんベランダには何も痕跡はない


ハヤブサの魂が、俺に何かを告げるために戻ってきたのだろうか・・・


少しの間立ち尽くして思案していたが、トイレに行きたかったことを思い出す


昨日までは無かったよな、絶対・・・


夜、飲んで帰ってきて、リビングに服を脱ぎっぱのままシャワー浴びて


出てきてから洗濯機に放り込んで・・・そのあと寝てしまったんだよな


ん?なんだか、思い出してきたぞ・・・


昨夜、ラウンジで久しぶりに大先輩のWさん(66才・#506、#773)https://kakuyomu.jp/works/16816927860625905616/episodes/16816927862667562577

https://kakuyomu.jp/works/16816927860625905616/episodes/16817139555253274938 と鉢合わせした


いつもおしゃれにチロリアンハットを被ってくるWさん


「あれ大先輩、何付けてるんですかそれ?」


「お~羽根や羽根や~なんで帽子に羽根付けるか知っとるか~Tよぉ~」


「いや、知らないです」


「これはなぁ~『私は腕の良い猟師です』っちゅうアピールなんや~」


「あ、そういう意味があるんですね・・・って猟なんてしませんやん」


「この羽根なぁ~チサに探してきて貰うたんや~ええセンスしとるやろ~」


チサちゃん(Wさんのお気に入り)「うれしいです~気に入ってもらって♡」


「この鷲の羽根のパワーで!ワシもお前さんを鷲掴み!ちゅうこっちゃ~チサ~」


「それ七面鳥ですけどね~」


「へぇ~ちょっと見せてくださいよ」


「ええけど、すぐ抜けるから気ィ付けてくれや~」



・・・で、抜いて持って帰ってきたのだろうか?

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