第1268話 柔らかいカード

宮里(26)「シリカゲルってなんでしたっけ?」


森(24)「クラゲかなにかの学術名ですか?」


谷やん(35)「お笑い芸人」


「わん、会ったことあるような・・・」坂下くん(30)がググろうとする


俺「ちょい待ち。折角やからもう少し考えてみたら?」


谷やん「そもそも何で急にシリカゲルなん?」


「いや、あの」机をキョロキョロ見回していた宮里くんが、足元に置いてあるゴミ箱から何やら袋を引っ張り出してきた


宮里「シリカゲル。これですこの中の」


谷「何それお菓子の袋?乾燥剤やん」


森「ああ〜」


坂下「じゃあシリカゲルって何ですかって聞く必要ないよね」


宮里「乾燥剤は分かりますけどシリカゲルって何ですか?」


谷やん「開発者の名前」


坂下「薬品名」


森「ゲルの一種じゃないですか?」


谷「ゲルって何」


森「柔らかいやつ」


谷「シリカは?」


森「カード」


宮里「あーだからシリカゲル・・・」


坂下「理解したんだ」


俺「はいそこまで。勝者、森!」


森「イェア!」



1日一回は見られる事務所内での一幕

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