第520話 言って良いこと悪いこと

ある日の午後、いつものイオンのライカムに孫息子(小3)と訪れた


買い物もほぼ終わり、トイレに行きたいと言うので場所を教え


俺は近くの長椅子に座って待つ


左隣の長椅子では、30代の女性がパウダーファンデーションを取り出し


パフをつかってパタパタと顔を叩いている


その女性の前を通りながら、左手のトイレから戻ってきた孫息子が「担任の先生※みたい」と言う


「え?誰が?」


「あのパンパンやってる人」と指差したので、女性が気付く


「こら!人を指差すんじゃない」


「ごめんなさい」


「なに?学校の先生に似てるの?」


「うん。サキちゃん(お友達)がね、整形したらいいのにって」


一つ空けて右隣に座っていたお婆さんが「ぶっ」とお茶を吹き出しそうになっていた

https://kakuyomu.jp/works/16816927860625905616/episodes/16816927862700789920

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