第460話 呪術0
皆様「大祓(おおはらい)の人形(ひとかた)」というものをご存知だろうか
男性が白、女性が赤の人形(紙)に自分の名前と数え年の年齢を書き
それにフッと息をかけて穢(けが)れを移し、お焚き上げしてもらうというものだ
毎年6月と12月、全国の神社で行われる儀式だ
昨年12月に、最寄りの神社から大祓祭の案内が届いていたのだが
そこに入っていた赤白3枚ずつの人形を財布に入れたまま、失念して大祓が終わってしまった
で、先日。
アポ無しで伺った客先の、目当てのF部長は不在だったのだが
"あ、そういえば前に、部長に調べといてと頼まれた電話番号のメモを、折りたたんで財布に入れたままだったな・・・"
「すみませんちょっと待ってくださいね、渡して頂きたいものが」
顔見知りだからまあいいや、と受付の女性の前で
領収書やらレシートやら
生活感あふれる財布の中身を出して確認していると
そこにあることに何の違和感もなくなった赤白人形を場に出した途端
「えっ、それって呪術の・・・」
「違う違う笑、これは神社の祭りの」
「まさかFに渡して呪いを・・・」
違うというのに笑
※呪術1・2はZOTTOにて掲載しております(*'ω'*)
https://kakuyomu.jp/works/16816927861385549272/episodes/16816927861386420346
https://kakuyomu.jp/works/16816927861385549272/episodes/16816927861443257929
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