第6話 シルクのスカーフとレター挿し(私 中学2年生)『希薄な赤い糸・女子編』
冬の夜の訪(おとず)れは早い。
びっしりと、冬雲に敷(し)き詰められた鉛色の暗い空は、日没も分からないまま、あっと言う間に夕闇(ゆうやみ)が迫り、直ぐに夜の漆黒(しっこく)に覆(おお)われる。
あいつが、イブにどんな企てを考えていようとも、夜に行動できないだろうと思い、すっかり、辺りが暗くなった頃合(ころあい)を見計(みはか)らかってメールを返す。
【取り敢えず、メリークリスマス! 私、あんた関係のクリスマスと、全然関係したくないから。冬休みも、正月も、同じよ。それに、どうせ知らないでしょうが、誕生日もよ。『ハッピー、バースディ!』なんて、有り得ないから。あんたとは全然、関係無いよね。無関係だから! それと、『明けましておめでとう』のメールは、寄越さなくていいからね】
更に、あいつの想いを殺(そ)ごうと、私はメールを送る。
【それに、バレンタインデーのチョコは、渡さないからね。義理(ぎり)チョコでもよ。私、今までに、お父(とう)さんと、お爺(じい)ちゃん以外に、贈った男の人はいないから】
まだ2ヶ月近くも先の来年の恋のイベントを、例え、上辺上(うわべじょう)の行為でも、あいつに期待を持たせるような接点を、私は拒む。
日中は、ずっと返信を躊躇(ためら)っていた。
架空(かくう)の彼氏の対象にした、あいつのイブの思い出作りに、協力して既成(きせい)事実(じじつ)にすべきかどうかと迷っていた。
たぶん、あいつは建設的な計画を立てていて、それが、はにかみと緊張で私をリードできなくとも、あいつと二人(ふたり)きりで出掛ける、初めてのデートは楽しい体験になるだろうと思う。
そう思うのに、私は、あいつとの仲が進展するのを警戒していた。
ビビリでヘタレなのは、あいつじゃなくて、私の方だ。
いつも、確実な事など何も無いと考えて、確実になるように努力しなければならないと思っているのに、確かめもせずに、自己中心的な想像だけで、あいつを拒(こば)むと決めた。
私は、あいつを信用できずに、ワザと暗くなるまで返信しなかった。
(先輩達のイブの誘いを悉く振って、あいつの想いまで弄(もてあそ)び、無碍(むげ)にした私は、なんて酷(ひど)い、あいつの彼女なのだろう……)
あいつを、サプライズしたいイブのデートを拒絶される悲劇の主人公に仕立て上げ、私は、真心のサプライズを拒絶する冷徹(れいてつ)な悪女を演(えん)じる。
現実的な気遣いの欠片もない、身勝手な私の楽しむ気持ちは、あいつを可哀想だと思わせてくれた。
*
元旦、言いつけを守り、本当に、あいつはメールを寄越さなかった。
余程、私の機嫌(きげん)を損(そこ)ねたり、怒らせたりして嫌われたくないらしい。
きっとイブに苛(いじ)めたから、メゲてしまって、イジケているのに決まっている。
(―たく、しょうがないなぁ~。あんたも、日本人なら、私のメールを真に受けないで、正月の仕来(しきた)りと礼節(れいせつ)を重んじなさい。折角(せっかく)、メル友にしてあげたんだから、『明けまして、おめでとうございます』とか、『謹賀新年(きんがしんねん)』とか、送って来なさいよ)
クリスマスイブの誘いを邪険(じゃけん)にした後ろめたさもあって、新年のサプライズを送信して遣る。
【迎春(げいしゅん)。今年は、貴方(あなた)にとって、最良の年でありますように。―私にとっても―。お互い、高校受験に向けて、頑張ろう! 必ず、合格できますように。同じ高校へ、いっしょに行けるといいね】
送信したメールを読み返して、歪(ゆが)む口許を意識しながら思う。
(まだ、私から離れて行かないでね。あんたは、私のストレスの捌(は)け口だから、私の気が済むまで、付き合いなさい)
*
2年生での最後の登校日になる終業式の日、帰り際(ぎわ)に持ち帰り忘れが無いか、棚や掲示板や机周りを確認する。
自分の机の中も、覗(のぞ)き込んで……。
(……ん?)
奥の隅(すみ)に寄せて、怪(あや)しい包(つつ)みが有った。
(……こんな物は、知らない。私が入れた物じゃない……?)
さっき、机の中を掃除した時には、こんな包みは無かった。
こんなのが入っていれば、絶対に気が付いている。
(……不審物(ふしんぶつ)だ!)
危険な物かも知れない。
私を恨(うら)み、私に報復(ほうふく)や復讐(ふくしゅう)をしたいと考えている男子と女子は、少なくないと思う。
耳を澄(す)ます。
機械的や動物的な音はしない。
鼻を向けて、机の中の臭(にお)いを嗅(か)ぐ。
いつもの、机の臭い以外に、不審な異臭(いしゅう)はしていない。
薄暗い机の中の包みは、僅(わず)かな動きも無く、静止している。
(ビニールじゃなくて、紙製……? 触れても、大丈夫そうね……)
ガサガサッと、紙包みに触れると、中に堅(かた)い小箱のような物が入っていた。
大きさは、私の携帯電話を七(なな)つか、八(やっ)つ、重ねたくらい。
(誰が、入れたのだろう?)
そおっと、机から出した包みは、何処かの店の袋なのだろうか?
ロゴマークと1行の横文字が、プリントされているだけで、他に紙袋の何処にも、書き込まれたメッセージらしい文字や、貼り付けた紙片などの類(たぐい)は、何も無かった。だけど、この紙袋は、何処かで見たような気がする。
もう1度、目を凝(こ)らして机の中を覗き込むけれど、添(そ)えた手紙も無く、紙袋を取り出した机の中は、全(まった)くの空(から)っぽだった。
(新(あら)たな告白のサプライズ? それとも、私にフられた誰かさんの恨(うら)み節(ぶし)? 嫌(いや)がらせなの? 開いたらドッカーンと来て、ベチャベチャになったりして……。いやいや、もっと威力(いりょく)が有って、危(あぶ)なかったりしてね……)
そんな、バラエティー番組の、お約束みたい悪戯(いたずら)を想像する。でも、有り得ない事じゃない!
ゾワッとした戦慄(せんりつ)が、軽く背中を走り、薄情に酷いフリ方をして来た自覚が有る私は警戒した。
陰湿(いんしつ)な逆恨(さかうら)みで、怪我(けが)をするのも、気持ち悪い変なのを浴(あ)びるのも、嫌だ!
私は、思い当たる事が無いか、記憶を喚(よ)び起こして考えてみる。
コクられた全員……、お断りした皆(みな)さん全員には、異常人格者っぽい人がいなかったし……。それに、私は誠意を尽(つ)くしてお断りしているから、恨(うら)まれる覚えは全然無い。
紙袋を、恐る恐る開いて見ると、小箱を綺麗なパステルカラー柄(がら)の薄い布(ぬの)が包んでいる。
(こっ、この柄は……? たしか……)
この……、パステルカラー柄の薄い布を、私は知っている……。
この……、暖(あたた)か味(み)の有る淡(あわ)い色調柄の、色違いを、私は持っている……。
結びの無い、包まれているだけの布を解くと、中には光沢(こうたく)の有る白い厚紙で、しっかりとできた小箱が入っていた。
その小箱も、見覚えが有った。
家の屑入(くずい)れへ捨(す)てたのに、良く似ている。
(それじゃあ、はたまた、現在進行形で、もしかしてのお隣さん? でも、なんで?)
年賀状や初詣(はつもうで)やバレンタインデーのチョコは、メールのテーマになる前に、私から受け取るのを拒否った。だから当然、あいつはホワイトデーのクッキーなど、用意するはずが無い…… と思う。
(それでなの?)
横の席を見た。
休み前日の終礼を終えた後だったから、何か、何処かへ行く予定が有るから、それで、即行(そっこう)で下校したのか、既に、あいつは隣の座席にいなかった。
それでも、まだ、近くにいないかと、視点を広角(こうかく)に移し、教室中を視界に入れて、私はあいつを探す。
(いた!)
あいつは、友人連中といっしょにドアを開けて、廊下へ出るところだった。
あいつの笑う声も、聞こえて来る。
楽しそうに友達と話すあいつは、……その笑い顔の細めた眼が廊下に出てからも、視界から消え去るまで、ずっと、私を見ていた……。
(……? あいつ?)
明日からは、2週間近くの春休みに入る。
その間、帰宅部の私は、学校に来る用事もないから、例え、あいつが美術部の部活で登校していても、新学年度の始業式までは、あいつを見る事はない。
(それで、……終業式の今日にしたわけ?)
3年生でのクラス分けは、成績アベレージの均等や生徒の素行(そこう)と人間関係、それに、仲良しグループの分解などが考慮されて決められる。
まさか、先生達に、あいつとペアだと思われていないだろうけれど、いっしょのクラスになるとは限らない。
別々なクラスになれば、あいつの気配を近くに感じるのも、今日を限りとなってしまう。
そう考えると、少し寂しくなった。
持ち帰り忘れがないかと確認しているフリをしながら、教室に誰もいなくなるのを待った。
教室に私だけになると、紙袋からそろそろと箱を取り出して、慎重に蓋(ふた)を開けて行く。
変な臭いはしない……。
テグスの透明糸や赤や青のコードも、見えない。
機械的な音や動物的な動きも、聞こえない。
安全を確認してから蓋の上箱を除(の)けると、シュレッターに掛けた紙の裁断片みたいな緩衝材(かんしょうざい)に包まれて、ミニチュアの置物が入っていた。
(えっー! こっ、これは……!)
そのミニチュアには、見覚えが有って、凄く驚いた。
それは、ただ実物を小さくしたようなミニチュアではなくて、街並みをレリーフしたレター挿(さ)しだった。
挿し方を工夫(くふう)すれば、写真立てに使えるかなと、考えていた……。
(そうだ! ローマの店で、見ていた物だ!)
今月の初めは、家族と1週間のイタリアツアーに行っていた。
初めて行った外国で、期待と不安と感激の毎日だった。
クラスメイトは固(もと)より、あいつにも知らせずに、学校へは親戚(しんせき)の法事で休ませると、母が口実(こうじつ)の連絡をして、イタリアの観光旅行に家族四人(よにん)全員で行って来た。
『1週間も休む法事なんて、どこの地方の風習(ふうしゅう)よ!』
重い病気じゃなく、登校拒否や素行不良でもないのに、長く休むってどうなのよと、母にツッコミを入れて遣った。
『休むのはウィークデーの五日間(いつかかん)だけよ。それに義務教育なんて1年間休んでも、最低学力さえ満(み)たせば? 進級できるし、卒業だってできるのよ。あらっ、学力は無視で、とにかく3年間全部休んでも卒業させるのだったかしら? まあ、多少の理由がいるでしょうけど、留年した生徒が出たっていうのは、校長の不名誉だわねぇ』
当然の如くのように悪びれも無く、あっさりと、言い返された。
なんて母親らしくない扇動(せんどう)的で、適当な事をいうのだろうと考えてしまう。
母の言い分が、本当か、どうか、分からないけれど、実際はそんなものかも知れない。
殆ど学校に来ない不登校の生徒でも、学力が低レベルの生徒でも、校長先生の判断や生徒の意思次第で卒業させて貰えると、そんな噂(うわさ)を聞いた事が有る。
だけど、母の言う通り、それなりの理由は必要だと思う。
このレター挿しを見た店は、ローマのスペイン広場の脇に在って、お姉ちゃんといっしょに入った。
ツアーの四日目(よっかめ)の自由行動の日、オフシーズンで観光客が少ないスペイン広場を、ジェラードを食べようと、移動アイスクリーム屋を探している時に、ショーウインドーの飾(かざ)り付けが可愛いいので入った店で見付けた。
店内に入って直ぐに、『これと、これも見せて』と、店員さんにベネチアグラスのペーパーウエイトとレター挿しを指差して言ったら、手に取って見せて貰えた。
とても細かい、レッド、オレンジ、イエローのガラス細工(ざいく)の花が、キュートに丸く集まったデザインのクリスタルウエイト。
それと、棚(たな)に五(いつ)つほど並んだ中から選んだ、1番明るい発色で目を引いたレリーフのレター挿し、裏の接地面に大きな掻(か)き傷(きず)が、斜めに入っていたのを覚えている。
両方とも買いたくて、2、3分迷ったけれど、既に、財布の中身が心細くなっていた事もあって結局、レター挿しは諦めた。
……だのに、それがここ、私が通う日本の中学校の教室で、今、自分の手に持って見ている。
(ああっ、そんな……! あいつ……)
裏面を見て、私は、言葉を失(うしな)った。
そこには、斜めに大きな傷が付いていた……。
(同じ…… 引っ掻き傷が…… 有る!)
息が詰まった!
目頭が熱くなって、視界が少し滲(にじ)んだ。
ローマで手に持って見ていながらも、迷い悩んで買うのを諦めた品を、私はまた、自分の掌の上に持っている……。
イタリアに着いた当日、ツアーコースで行った山間(やまあい)の美しい湖の畔(ほとり)の街、コモであいつを見た。
別のツアーグループの観光バスから、あいつが降りて来た時には、あいつの眼前に迫って周りをぐるぐると回りながら、ジロジロと確かめてから、『あんたぁ、なんで、ここにいんのよ?』って、胸倉を掴んで詰問(きつもん)して遣りたい衝動に駆られたほど、びっくりして、我が目を疑った。
まさか、私を追い掛けて来たわけじゃないと思ったけれど、落ち着いた北イタリアの街並みの中に、あいつがいて、私の目に映るのが信じられない。
ふと、運命と赤い糸の二(ふた)つの言葉が心に浮かんだけれど、直ぐに手袋をした拳(こぶし)で額(ひたい)を叩いて、思考の中から強制排除して遣った。
あいつには、気付かれないように、見られないように、体ごと向きを逸(そ)らして知らないフリをした。
やがて、あいつも私に気付いたようだけど、私はコモ湖から離れるまで、あいつに気が付かないフリをして、あいつと目を合わす事も、顔を向ける事もしなかった。
だから、あいつは、私が気付いていた事を、今も知らないと思う。
それっきり、イタリアツアーの間に、再び、あいつと出逢う事はなかった。
……ううん、違う。
出逢っていないと、私は思っていただけだ!
故に、コモ湖での遭遇は、お互いの行動の稀(まれ)に見る偶然の一致で、運命とか、赤い糸とか、全然、関係無いと考えていた。
……それなのに、レター挿しの傷を見て、これってやっぱり、デスティニーかも知れないと思い掛けた。
しかし例え、万が一にそうだとしても、今は、そう思いたくないし、全力的否定思考で力の限り抗いたい。
(見られていた! あいつは、見ていたんだ……。私が、どちらにするか、迷った末(すえ)に…… 諦めたのを……)
私は、其(そ)の時の場面を詳細に思い返して、映画やドラマの中で見た、記憶を呼び出して過去の状況や状態をチェックするシーンのように、店の中での自分の行動をトレースする。
広場から見た店構(みせがま)えに、中の雰囲気と臭い、目に留(と)まる綺麗に陳列(ちんれつ)された品々、朗(ほが)らかな店員さんの表情と声、手に持ち回転させて、眺めるミニチュアとクリスタルガラス、青空がイメージされた明るい色遣(いろづか)いと、キラキラと透明で鮮(あざ)やかな光りの反射、お姉ちゃんの困(こま)った顔に、閊(つっ)かえる英語の発音、白人客の大きな後ろ姿と、擦(す)れ違うと香る風に成る空気、そして、はしゃぐ私の声。
店の中には、他にも数人の先客がいたけれど、東洋人はいなかった。
私の、其の記憶が確かだとすると、あいつは、表の通りから店の窓ガラス越しに、私を見ていたのだ。
(凄い!)
素直に、凄いと思った。
この、重力に丸められた広大な世界で、無限の数ほども有る、視界の届く限りの狭い範囲の一つの、更に、ピンポイントの座標(ざひょう)で、二人が時間と空間を重ねていたなんて……。
しかも、出逢う確率が日本よりも遥(はる)かに少なくて、それも殆ど無いに等(ひと)しい地球の裏側で、互いの人生の行動が交差するなんて、本当に奇跡(きせき)みたいなもので、なんと素敵で素晴らしい事だと思う。
それに包まれていた薄い布は、コモシルクのスカーフだ。
あの日、コモ湖でアウトレットへ行った、お姉ちゃんと、お母さんと、お父さんが選んで、私へ買って来てくれたのは、淡いパープルとイエローにライトブルーを散(ち)らした、ペーズリー柄のスカーフだった。
お姉ちゃんの見立てが選ばれて、プレゼントされたのは嬉しいんだけど、色調が真冬に寒々(さむざむ)しいかもって思っていたところに、この淡いピンクとイエローに明るいグリーンを小さく散らした、暖かそうな色違いのスカーフが、あいつから贈られた。
(こういう偶然も、ロマンチックに有りなのかな?)
【ありがとう! 貰って良いの? 世界って、意外と、狭いよね】
とにかく、お礼を送る。
諦めた品物を、サプライズ・プレゼントされるのは、凄く嬉しい。
レター挿しとスカーフを、お姉ちゃんに見られたら、いろいろと詮索(せんさく)されそうだけど、全然構わない。それよりも、こんな凄くて楽しい事は、ちゃんと、お姉ちゃんに話さなければいけないと思う。
【そうかも。でも、けっこう、遠い場所だったよな】
私も、そう思う。
飛行機を乗り継(つ)いで、12時間以上も掛けて飛んで行くくらいだから、確かに遠い。
地球の真裏(まうら)まで、後少(あとすこ)しで行けそうな気がしていた。
(だから尚更(なおさら)、凄い事なんだぞ。こいつ、本当に凄いミラクルな事だと、ちゃんと分ってんのかな?)
お互いが、同じ期間に家族と旅行に行く事も、相手の旅行先も、周遊スケジュールも、知らなくて、自分で決めたのは、参加とオプションツアーの一部だけの、事前の接点なんて、全然なかった事なのに……。
(鈍(にぶ)いんか? こいつは!……それとも、ワザと鈍いフリを……)
ちょっと残念な、あいつの回答メールに、私は奥深い意味を見出せず、返信はしなかった。
でも、新年度になったら私もお返しに、ミラノで買ったミニチュアのサーベルみたいなペーパーナイフを、彼の靴箱に入れておこうかと思う。
つづく
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