第68話 主催者としての力不足を感じる
すでに31日で締め切られてますが、わたしの主催している自主企画、5月の第二回は、
【三題噺の競作】「蛍」「木星」「抽象的」
でした。参加してくださったみなさん(西山祐己さん、尾八原ジュージさん、烏川ハルさん、長月瓦礫さん、ジュンさん)ありがとうございました。みなさんのおかけで自主企画として成立しています!
私の作品も含めて6作品集まりました。ひとつ前のお題が「渋滞」「着ぐるみ」「鯉のぼり」で4作品と。主催者としての目標は10作品集めることなので、難しいです。作品が集まらないです。企画としての魅力に欠けているのか? たぶんそうだろう。より魅力的な企画になるよう考えて工夫します。
今回の企画からは、西山祐己さん「カサンドラの蛍」について。
カサンドラとは、ギリシア神話に登場する女性の名前。カサンドラは、芸術と予言の神アポロンに見染められ予言能力を授かりますが、その力で将来、アポロンの愛が冷め、自分の元を去っていくと知って彼を拒絶します。
怒ったアポロンにより「カサンドラの予言を信じる者はいない」という呪いをかけられた彼女の予言は、それ以降だれからも信じられなくなってしまったのでした――。
が、ここでいうカサンドラとは、「カサンドラ症候群」のこと。カサンドラ症候群とは、家族やパートナーがアスペルガー症候群であるため、うまくコミュニケーション等がとれず、心的ストレスがかかることで不安障害や抑うつ状態といった症状が表れている状態のことをいうらしいです。
アスペルガー症候群は、比較的男性に多いとされていて、カサンドラ症候群はそのパートナー、女性に多いと言われています。
西山さんの作品も、アスペルガーの夫とカサンドラの妻のすれ違いを描いた掌編です。三題噺にこのテーマで書く姿勢にしびれました。
『カサンドラの蛍』
https://kakuyomu.jp/works/16817139554631055040/episodes/16817139554632081034
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