第2話 作戦会議

待ち合わせ場所のショッピングモールの1階のカフェへ着くと、「遅い!」と頬を膨らませて座ってる女の子がいた。


そう彼女の名前はれな。中学から一緒で相談に乗ってくれたり色々頼りになるやつだ。


「ごめんごめん、ちょっと大事な事があって」


「私を待たせるより大事な事があったのかな??LINEもみないし」


すごく怒っているようだった。


「今日は俺が奢るから!」


と彼女はムスッとしながらなんとか落ち着いてくれた。


そういえばなぜれなと待ち合わせをしているのかと言うと、1年前に消えた僕の彼女、咲を探すのを手伝ってくれているのだ。


「それで何か手がかりが見つかったの?」


「それがここに来る途中の出来事でな、」


僕はさっき起きたことをすべて話した。


「咲ちゃんと瓜二つの子が現れて明日合う約束をしたと、」


「そうなんだ、髪は少し伸びてたけど顔も声も一緒だったんだ。」


「もしかしたら双子の妹とか?優くんの事は知らなそうだったんだよね?連絡先は交換した?」


「いや、交換しようと思ったけど警戒された。」


「まあそりゃそっか、まあ明日色々聞き出さないと何もわからないか。明日私もいくよ。なるべく近い席に座ってなにかあればLINEでアドバイスする。」


「ありがとう!安心するよ!やっぱり頼りになるよ」


「当たり前でしょ」


と少し照れくさそうに答えた。


そうして1時間くらい話したあと「また明日」と今日は解散した。


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