泣けないの男の冷たき笑顔
レジャーパーソン
第1話
「今日は日差しが強くて眩しいねぇ」とおじいちゃんは言う
俺は「今日は晴れてるしなぁ」といった
外は寒く今日の最高気温は5℃だそうだ
家の周りにある木は葉っぱを枯らし新芽を待っている
地面は落ち葉が地面いっぱいに広がっていた
厚手の服を着てコートに身を包んで外に出る
おじいちゃんを連れて歩く
目的もなく、ただ歩いた
辺りを見渡す
公園で遊ぶ子供の姿だ
無邪気で可愛い物だな
その子供を見ていると
青い服を着た少年がこちらへ走ってきた
慌てた様子で
俺は遊んでいると思い見守る
すると後ろの方で音がなる
車のクラクションの音だ
何だと思い交差点を見ると
そこにあったのは赤色のなにかでそれは至る所に飛び散っていた
俺はそれを見て子供の目を隠し
その子と遊んでた子供を家に帰した
俺は赤色のなにかに近づく
死んでいたのは紛れもないおじいちゃんだった
その場に立ち尽くした
さっきまで元気だったおじいちゃんが
今となっちゃただの肉片だ
でも私は泣いてなかった
むしろ私は笑顔だった
何をかんがえてるんだ
泣きたいはずなのに
泣かしてくれない不条理な世界
俺の感情は殺された
引きつった笑顔を浮かべ
私を泣かしてください
また私に温かさをください
その温かさが消えた時私は泣けるのでしょう
おじいちゃんのくれた温かさを
もう一度俺に
譲ってください
冷たき笑顔は俺を殺す
仮面をつけた僕は
もう俺ではないから
僕は感情のないお面を付けて
さようなら
と言い
野次馬にもみくちゃにされる
泣けないの男の冷たき笑顔 レジャーパーソン @rejya-pa-son
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