【終点 エピローグ】

——翌年、八月 


 喜一の墓参りに千奈さんと来ていた。八月の下旬、法事が終わったあとにしようってふたりで話していた。まだが八月なのに、急に秋らしく風が冷たくなった。それを感じると虚しくなってしかたがない。

 墓参りなんて去年以来だろうか。いやもっと前だ。去年は俺も千奈さんも行こうとしていた。けど喜一に合わす顔がなかった。祭りのとき、いろんな出来事があったせいで、煮え切らない水みたいな中途半端な感情が渦巻いた。それで結局行く気がしなかった。親友の墓参りすらできないなんて、親友を名乗る資格なんてないな。今年こそ、しっかり会ってやろう。リベンジくらいしてもいいだろ、なあ喜一。

 坂を登って木下にいる地蔵を通り過ぎる。そこからさらにもう一段奥に行く。数度しか来ていないけど、墓の場所はちゃんと覚えているもんだな。久々に訪れた喜一の墓は手入れがほとんどしていた。ところどころ葉っぱが落ちている。

 千奈さんが落ち葉やゴミを片付けて、俺は持ってきた水で墓石を綺麗にする。柄杓ひしゃくで水をすくって上から垂らす。灰色だったそれは水に濡れて黒い光沢を放った。そこに映る俺の顔はなんとも歪んでいた。

 枯れた花を取り替える。線香に火をつけると白い煙がスッと上へ昇った。これで喜一にも届くだろう。ふたりで手を合わせてお参りをする。

「今年はなにもなくてほっとしました。もしかしたら俺らのだれかがって、心のどこかで思ってたので」

「まあ二年連続であんなことがあったからね。葵くんの気持ちもわかるよ。確か、椿さんのお墓もここにあるらしいわよ。場所まではわからないけどね」

 死亡事故があいついだため、今年のお祭りは時間が大幅に変わった。境内での餅まきもなくなった。安全第一なのは理解しているけど、少し寂しかった。今年は千奈さんと兄弟たちと一緒に出店をまわれて正直嬉しかった。兄弟たちはいつものようにはしゃいでいた。それに対して俺は少し静かだった。友人の死を話題に出すのは不謹慎、ということはわかっているけど、どうしても思い出してしまう。変な気遣いをしすぎて心が疲れた。多分千奈さんも同じ気持ちだったんだろうな。無理して笑っていたから。

 喜一が死んでからもう二年か。あっという間にときは過ぎる。去年の出来事も昨日のことのように鮮明に覚えている。

「千奈さん、俺らのしたことは正しかったんでしょうか。今になってもつい考えてしまうんです」

 あれは夢だったんじゃないかと思うときがある。俺や千奈さんは相当そうとう暴れたためそのまま留置りゅうちされた。後日、地元の人たちの協力もあって釈放となった。帰るついでに祭り会場に寄りたいと千奈さんがいい出した。そのとき俺も同じことを思っていた。行ってみたはいいけど、出店が撤去された祭り会場はなにもなくて、ただの道になっていた。それが一層俺らの虚無感をさかでる。

 一時的とはいえ、だれかのためにあそこまで必死になったことはないだろう。人が死んでいる手前、こんなこと口には出せないが、日常の非現実に充実していた。

 風の音がしばらく聞こえた。考えているようなのあと、千奈さんが手を合わせながら答えた。

「正しかったんじゃないかな。そうでも思わないと喜一が浮かばれないわよ」

 喜一の墓の前までいってしゃがみ込んだ。線香の煙をただじっと見つめている。その背中は小さくて幼くて、胸が苦しくなる。目の前の墓は今まで一緒に遊んできた友人のもの。ずっと想いを寄せていた人のもの。俺が入っていけない空間がそこにある。ため息をつくと線香の煙が乱れた。そして何事もなかったようにまた上へ昇っていく。

「やっぱり勝てないわね。君の彼女には」

  すっと立ち上がり振り向いた千奈さんは絶念の笑みを浮かべていた。寂しいような清々しいような。彼

「千奈さん、今なんて言ったんですか?」

「内緒」

  ポンッと俺の肩を叩いて喜一の墓をあとにしよう片付けを始める。気になるけどもう一回聞くようなことじゃない。千奈さんに合わせるように、俺もおけに入った残りの水を草木に与えて帰る準備をする。

「またくるからね」

 喜一に挨拶をして、駐車場に向かう。しかしふたりの足取りは足枷がついているかのように重たかった。ここまで引きずるなんて思いもしなかった。昔からの馴染みだからっていっても、もう二年経ってんだぞ。なんでこんなに胸に引っかかるんだ。俺が守れなかったような、俺のせいで死んだような、そんな罪悪感が心の奥深くに根付いている。

 風が止んで、湿気しっけのない空気が体を包む。静寂に包まれると、ついまた考えてしまう。そのとき、千奈さんが唐突に思い出したように声を出す。

「というか、同じ大学に入ったんだし千奈さんじゃなくて千奈先輩じゃない?」

「それだけは絶対に譲らないです」

「ちょっと言ってみてよ」

「いやです」

 陽の光を探して光合成をするように、ぐっと背伸びをしながら「つまんないなぁ」と愚痴をこぼす。いつもつけてるライラックの香水がふんわり漂ってきた。ラッパスイセンの色気はどこへ行ったんだろう。最後に感じたのはいつだろうか。

 俺も俺で地面を見ることが多くなった。陽の光を探そうにも、花びらがピクリとも動かない。

「さてと、さっさと行きますか」

「そうですね」

 俺も玲奈さんも結局引きずって生きていくんだと思う。表面上では世間体せけんていを気にして花を咲かせている。でもそれは造花に過ぎない。もっと深いところ、“真心”はずっと燻り続けている。

 ため息をついて俺も背伸びをしようとしたそのとき、突風が俺らの背中を押した——

 

“チリーン”


 風に紛れて鈴の音が響いてきた。立ち止まって振り返ってみると、木々がかさかさと揺れていた。まるで笑っているみたいに葉を擦り合わせている。この感覚を俺は知っている。

 小さいころから変わっていない木苺きいちごの香り。優しくて、不器用で、一生懸命なラズベリー。それが俺の渇ききった土を潤して、花びらをみずみずしくさせる。

 手を伸ばして触れてみようとした。でもそれは野暮だとすぐにわかった。早く行ってこいよ。去年の夏もこんな感じだったのかな。嬉しそうにため息をついて、口で弧を描いた。

「今のって……」

「賑やかな雁渡かりわたしですね」

 風は足枷を外してくれたみたいで、心なしか足元が軽い。秋の風は冷たく乾燥しているはずなのに、胸のあたりがじんわりと暖まった。

 千奈さんと目が合って沈黙する。ふふっふふっ。堪えられなくて俺と千奈さんは笑い出す。その笑い声に迷いはなく、秋天しゅうてんに高々と響いた。おかげで今まで悩んでいたことが嘘みたいに、清々しい気分になった。やっぱり最高だな、お前らって。最後にふーっとため息をついて改めて千奈さんを見る。

「千奈さん、帰りに尾美苗おみなえ神社寄ってもらっていいですか? なんだかふたりに会えそうな気がして」

 千奈さんは「ふふふ」と笑って、「私も」と返事をする。きっと同じものを感じたのだろう。顔を持ち上げて前を見る。青々とした空に筋のような雲が線を引いている。俺らが進む道、それを指し示している。

「じゃあな」

 じゃあな、土産話たくさん用意するから待ってろよ。俺は喜一と最後の約束を交わした。あいつの分まで生きていこう。次会ったときは、夜が明けるまで語り合おう。お前がくれた勇気を忘れはしない。

 約束を胸に、言の葉を置いて歩き出した。 


「あ、そうだ。後期の教養きょうよう、葵くんと同じやつ選択したよ。しかも講義それだけ」

「まじっすか。千奈さん、もう単位足りてますもんね」

 俺は部活が終わってから本格的に勉強に励み、念願ねんがん叶って千奈さんと同じ大学に入れた。学科は違うけど、キャンパス内で会うと手を振ってくれるし、一緒にご飯を食べたりする。地元ではよく会っているのに、大学内で会うとなんだか初対面の人みたいに緊張する。それに千奈さんはファンがいるほど大学でも人気だった。だからかな、一緒にいると変な噂が立ってしまう。俺はいいんだけどね。

 そんなすごい人と知り合いなんだぞという優越感といろんな男にいい寄られている嫉妬心が俺を悩ませる。

「内定も決まったし、なにしようかな」

「旅行とかいいんじゃないですか?」

 大学生なんてあっという間に時間が過ぎる。千奈さんと学生でいられるのもあと半年だけど、体感はもっと早いだろう。そう思うとちょっと寂しい気もする。今まで学校が被っていたのは小学生だけだったし、そのころは彼女に対して恋心は抱いてなかった。それとも気づいてなかっただけかな。歳を重ねるとともに想う気持ちも大きくなる。千奈さんの喜一への愛もだんだんと理解する。

 喜一がいない今、千奈さんに告白するのは残酷だろうか。失恋したのも当然。元々喜一には彼女がいた。それでも好きだったっていうなら相当好きだったんだろうな。まあ数年間、片想いしている俺も言えたもんじゃないけど。

 告白はしたい。けど弱っているところに漬け込むみたいな罪悪感を感じてしまう。もうしばらく時間がかかりそうだ。

「いいねそれ。期待してるわよ。葵」

「え、今なんて?」

「ほら早くいこうー」

「ちょっと千奈さん!? 今なんてぇぇぇ!」


 * * *


 夏の日差しが眩しく光る。木の葉がカサカサと音を立てる。ジージー、ジージー。今日も蝉が鳴いている。昨日も一昨日も、その前も泣いていた。同じ蝉かわからないけどね。耳を傾けて、肌で風を感じて、目で色を感じる。最後だから。

 筆を動かす。

 尾美苗おみなえ神社の本殿に座っている。去年、喜一と一緒に花火を見た場所。ちょうど日陰になっていて、熱中症にはならなそう。風もちょうどいい。石畳を見るともあもあって陽炎かげろうができている。暑そう。冬のこたつじゃないけど、このやしろから出られそにない。出たくない。日焼け止め塗っておいてよかった。

 色を塗る。

 あの祭りのあと、しばらく家に引きこもった。状況をすぐ受け入れられるほど、大人じゃないから。喜一が渡してくれた言の葉を頭の中で眺める。ぼーっと部屋の隅を見つめる。名前を呼ぶ。それの繰り返し。悲しくてっていうより、思い出に浸りたかった。せっかく喜一に会えて、久々にデートをして、約束をしたのに、現実に戻るのはもったいない。自分の心に正直だった。

 色を重ねる。

 結局、部活にも行かなくて、最後のコンクールのために描いた絵は未完成のままだった。そのまま提出しようとしたけど、顧問の先生から止められた。まあそうだよね。美術部の活動は切り悪く終わった。

 その後、受験のために毎日努力した。といっても普通の試験はない。海外留学するから。フランスの芸術専門の大学、つまり美大。フランス語の予備校に通いながら、絵の予備校にも通った。バイトもした。その結果、数ヶ月前に第一志望の合格が決まった。明日がフライトの予定。今日が日本最後の日。

 水で溶かす。

 海外に行く不安はあった。けど一番はお父さんだった。お母さんが死んでから、ずっと絵を毛嫌いしていた。家では絵を描かないようにしてても、絵の具が服についてたり、臭いがすると拒絶する。だから心配だった。でも喜一と約束した。自分の好きな絵を、人生を描くんだって。胸が張り裂けそうになりながら、面と向かって話をした。作品も見せた。頭を下げた。怒られるかな、殴られるかな。手が震える——


『顔を上げて』

『う、うん……』

 トーンが低い。これ、もしかして怒鳴られるやつかな。まあそうだよね。勝手に予備校の説明会に行って、勝手に決めたし。そもそもずっと美術部の活動していたし。あんなにやめろって言われてたのに、それを無視したんだもん。殴られたって当然。私は歯を食いしばった。

『すまなかった』

『えっ』

 お父さんは深々と頭を下げた。想像していたのと違う。どうしたの。状況が理解できなくて困惑する。お父さんは体を起こして話し始めた。

『お前が絵を描くことをとっくに許していたのに、それなのに……。時間が経つと言うに言えなくて、ここまでずるずる引きずってきた。お父さんは玲奈の絵が好きなんだ。お母さんのやつに似ているのもあるけど、玲奈にしかない温かみがある。だから……本当にすまなかった。お父さんがしょうもなくて意気地なしだったから、玲奈に迷惑をかけた。すまない』

『も、もういいよ。謝らないで』

 顔を上げた父さんは涙目になっていた。ど、どうしよう。親が泣いている場合なんて声をかければいいんだろう。冷たくて、いないも当然だったお父さんが今は幼く見える。ただひたすらに佇んでいるしかできなかった。するとお父さんが突然動いて、引き出しからなにか取り出してきた。これは……通帳?

『残業して、新しい仕事もして貯めたお金。お父さんは画材とかわからないから、せめてこれだけでもしてやれるかなって』

『あ、ありがとう……ってこんなに!? 予備校どころか大学の学費まで賄えちゃうよ。ほ、本当にいいの?』

『もちろん。玲奈の好きなように使っていい。今後もその口座にお金を入れるから、気にしないで大丈夫。おいしいもの食べて、友達と遊んで、たくさん思い出を作ってほしい。お父さんとの約束だ』

 そっか、だから帰りが遅かったんだ。あのに私ったらひどいこと言って……。

『うん、約束。ありがとう、お父さん』

 止まっていたもうひとつの時計が動き出した。海外留学を許してもらえたことよりも、家族として一歩前進したのがうれしかった。灰色だった家が一気に色づく。お父さんの顔も明るく見えた。ふたりで花を咲かせて部屋を満たす。まだぎこちないけど、ここから始めよう。

『じゃあ早速だけど、画材買いに行きたい。ちょうど欲しかったのがあるんだ』

『いいよ。準備するからちょっと待ってて』

『うん! ——』


「それにしてもフランスかぁ。全然実感湧かないかも」

 漠然と想像しながら、筆を走らせる。 コンクールに出せなかった作品。個人的には好きだった。未完成なのもあの作品が初めて。だからフランスに行くまえに仕上げたい。だからキャンパスを列車に積んで……なんてことはしない。重たいし大きいし。あれは美術準備室に置いてある。後世に処理を任せよう。

 スケッチブックに構図が残っていたから、改めて紙に描くことにした。四つ切りサイズの白い紙。これなら列車の中でも邪魔にならない。デザインはちょっと変える。キャンパスに描いたやつは物足りなかったから。鉛筆で下書きを描いて、絵の具で色をのせる。キャンパスは油絵だったけど、今回は水彩。またちょっと違う味わいが出て楽しい。

 ここ数日間、神社に通い続けたけど、喜一は見てくれたかな。喜一が死んでから二年、あの祭りから一年。月日がたった今でも、会えるんじゃないかって心の中で思っている。もちろん、まえみたいな自分勝手な感情じゃない。喜一と約束したから。

「約束、守れているかな」

 カサカサ。ジリジリジリ。サササ。

 外の音が気持ちいい。これが日本の夏なんだね。向こうに行ったら寂しくなるのかな。喜一のことも思い出すのかな。

「よし、これで完成」

 筆を置いた瞬間、突風が吹いた。


“ガラガラガラ”


 神社の鈴が鳴る。はっとして揺れるそれを眺める。ゆらゆらと風に任せて揺れてた。その鈴の音の奥にかすかに感じるものがあった。二年前と同じ、一年前と同じ。どんなときでも私を見守っててくれる。たとえ距離が離れていても、住む世界が違くても。ラズベリーの香りは私を包み込む。

「ありがとう」

 そういうと、彼も微笑んだ、ような気がする。君に出会えて本当によかった。

「あ、やっぱりいた。おーい玲奈ちゃーん」

 遠くから声がする。それをたどって鳥居のほうを見ると、千奈さんと向日くんがいた。元気よく手を振っている千奈さん、まずお清めでしょっていうふうに千奈さんの肩を掴んでいる向日くん。「いいじゃん別に」「よくないです」っていう声が聞こえてきそう。

 絵の具を片付けて、筆を洗う用のペッドボトルの蓋を閉めた。これでもう終わり。さよならだね。でも不思議と寂しい気持ちはない。喜一の言葉が、思い出が背中を支えてくれる。今度会ったときのためにたくさん絵を描こう。それをひとつずつ、喜一に話すんだ。いろんな経験をして、びっくりさせちゃおう。

 それが私の幸せ。ありのままに生きるのが私の作品。

「玲奈ちゃんこのあと暇? カラオケ行かない? ちゃんと家まで送っていくからさ」

「いいですね。ちょっと準備するんで待っててください」

「あれ、絵でも描いてたの?」

「はい、どうしてもここで描きたくて」

「えー見たいな」

「んー内緒で」

「ははあん、つまりそういうことね。なら野暮なことはしないよ」

 向日くんは首を傾げていた。

 鞄に詰め込んで、よいしょっと背負う。絵は賽銭箱の裏。喜一が座っていた場所。一応石を置いているけど、もしかしたら風で飛ばされるかもしれない。雨に濡れるかもしれない。それでもいい、喜一が見てくれたから。それで十分。だからもう、未練はない。

 ゆっくりと本殿から離れていく。目の前には友達がいる。踏み出している足に迷いはない。

“チリーン”

 はっ! まさか……! 風鈴のような軽い鈴が鳴った。後ろを振り返る……。

「喜一……」

 もちろんそこにはだれもいない。でも、確かに感じた。間違いなかった。喜一が私に手を振ってくれた。頑張ってって応援してくれた。いってらっしゃいって笑顔で見送ってくれた。泣きそうになる目を必死で堪える。息を吸って口を閉じる。貯めた空気を吐き出すようにポッと笑った。

「玲奈ちゃーん、どうしたのー?」

「なんでもないです」

 約束を忘れた彼は二年前に死んだ。私のために約束をしてくれた彼は一年前に消えた。彼はこの世にいない。彼の顔を見ることも、一緒に遊びにいくことも、触ることもできない。でも、“真心”に根付いた花はずっと咲き続ける。彼の温もりを感じさせてくれる。約束は未練なんかじゃない。約束があるから強くなれる。ふたりの絆の証だから。

 そういえば、さっき描いた絵のタイトル決めないと。そうだなぁ……こんなのはどうかな。


“木苺に約束を、アイビーを添えて”


「いってきます」



「約束の最終列車」 完

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約束の最終列車 雨夜さくら @amayasakura

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