5への応援コメント
射場さんと安井さん。
同じ名前を持つ二人がサイレンを通じてよく対比されているのが見事だと思わされます。
安井さんの父親への思いの描写が素晴らしく、男の子は精神的成長のために父親を乗り越えていくものですが、安井さんのように幻滅して乗り越える対象がいなくなり、内面がこじれてしまうということは不運かもしれません。
それを言うと射場さんも最初からその対象が存在しなかったわけですね。
そして幼少期に母親のために父を突き落としたらしいクミさん。
この物語のなかで父性との向き合い方が重要な意味を持っているというような気がします。
また、この場で恐縮ですが、拙作をお読み頂き、素敵なレビューまでありがとうございました!
かなり読みづらかったと思うのですが、最後までご覧いただき大変感謝しております。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
射場と安井は同じ“タイチ”として似て非なるものであると対比を強調して書きました。
汲み取って頂きありがとうございます。
また、父親についてはクミを軸にして物語に関わる重要人物たちに奥行きを持たせたくて書いてます。
吹田を含め四人の父親への向き合い方だけでなく、総持など教師側にも少しそういう役割を持たせたりしています。
ここも汲み取って頂けてるようで嬉しいです。
レビューの件ですが、いやぁ他の方がしっかりしたものを書いてらっしゃったので幼稚な文章になってしまって申し訳ないなぁとか思ったり(笑)
この作品以外でアクションシーンを書くことがありまして、巧みな描写凄く参考になりました。
こちらこそ、素晴らしい作品読ませて頂きありがとうございました。
15への応援コメント
企画としてはここで区切りとさせてください。
青春の続きですが少し影が差してきましたね。
高校に行ってからのアツシさんとの別れ。
何でも分かっていたと思っていた親友のことだっただけに、タイチさんの戸惑いが伝わります。
前半で仲の良さが描かれていただけに印象的でした。
吹田さんに関しては見事だな、と思わされました。
タイチさんに近づく不気味さを描いた後に、吹田さんの私生活や過去、クミさんに近づこうとした狙いなど書かれたことは上手い構成だなと思いました。
しかし、最後が予想と異なりました。
あれ、あの人がこう考えてこうするんじゃないの……?
先の展開が気になります。ありがとうございました。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
企画としてですが、しっかり読んで頂いた上に丁寧な感想、二回に分けて書いていただき本当にありがとうございました。
書き手としての狙いをしっかり汲み取って頂けた感想は今後の励みになります。
15への応援コメント
清泪(せいな)様
初めまして。小語と申します。企画にご参加頂きありがとうございます。
静かな内面描写が丁寧で素晴らしいですね。
タイチさんのコンプレックスやクミさんへの憧れなど、思春期の少年の心理がよく描写されていると思いました。
クミさんと一緒にいるとき、ほぼクミさんのことで頭がいっぱいで、返答一つとっても悩むタイチさんが初々しいです。
あと、アツシさんがいい味を出していますね。
お調子者かと思いきや、タイチさんへの気遣い、心配する姿はまさに親友です。
彼女との喧嘩をタイチさんに相談するなど、弱みを見せているのが面白いです。
タイトルやキャッチコピー、あらすじからもっと暗い話なのかと思っていたのですが、今のところは爽やかな青春の物語で楽しく読めました。
ただ、吹田さんが現れたことで不穏な兆しが出てきましたね。
後半も読ませて頂きます。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
こちらこそ企画参加させて頂きありがとうございます。
しっかり読んだ上での感想を頂けて大変嬉しく思っております。
少し話の展開としては遅くなってしまうものの、後のことを考えて思春期の少年少女をじっくり描いていったことが感想を頂けて報われた気がします。
仰る通りここからゆっくりと単なる青春物語から変化していきますので、また読んでいただけたら幸いです。
10への応援コメント
鳥肌が凄い!最高のラストです!
クミちゃんの選択を僕は愛します!
作者からの返信
コメント並びにレビューありがとうございます。
この物語の悩みながら書きあげた苦労が、
その熱量あるコメントで報われます。
ありがとうございます!