鬱ゲーから一歩ずつ家族の未来に向かうお話し

2023年の11月8日時点まで
通読させていただきました。
話数や表現を確認し何度か
再編集すると思います。

このお話しは
始めは仲の良かった幼馴染同士が
成長につれて周りからの圧力で
一度疎遠になり
再び仲良くなろうと歩み寄る・・
いつもの話かなと思っていましたが
何か強い違和感が?

タイトルからの想像より
遥かに多く肉体関係を持っていて
なんだか幼馴染のヒロイン火凛ちゃんが
依存性ぽい?

あれ?なんかいつもと違う?

しかも
男主人公の水音くん、
セフレだからキスはダメと言いながら
ニアミスしかねない行動や
水音くん以外の男と決して関係を持たない
どころか
コミュニケーション自体避けるなど
言葉や言動の端々に
一途な好意に気付いてほしい所作がある
火凛ちゃんから
離れたくない執着心は強くあるのに
幸せに出来るなら俺じゃなくても

最後の一歩で諦めていて
ヤキモキさせられます。

ここが解消して動き出すのが40話。
水音が父親に問い詰められて
自分を見つめ直し心底から火凛との
関係を取り戻そうとし始めます。

しかしここで暗雲が幼馴染2人の前に
立ち込め始めて・・。

4話で描写があった
火凛の母親の「浮気」が原因で
火凛の尊敬していた両親が離婚し
その際のいざこざで人生を諦めかねない
ほどにはという部分。
火凛はとある「事情」で
軽い男性不信にというふうに出ていた
母親の瑠璃さんと間男がついに登場し
幼馴染達を非常に苦しめます。

自分の感想というか願望も込みで
恐縮ですが
これは
「浮気」というより「事件」だし
人生を諦めるレベルは「軽い」
とは
とても言えないような?

10章まで続けるなら
火凛ママの瑠璃さを自らの手で助ける
火凛パパの拓斗主役のかっこいいとこ
見て見たいです。
このままでは
ストーリーの都合もあるとはいえ
瑠璃さんに
救いがなさすぎてとても納得出来ません。

ここの極限状況と水音の両親や
水音の実の妹で水音と火凛を兄さん姉さんと慕う水美と
学校を通じて知り合った友達たちや
水音の父親の要請で来た協力者の強いサポートの活躍で
鬱展開が解決する時の爽快感は秀逸です。

書き切れていない水音の男友達のキャラも面白く
その後
幼馴染が未来に向かう準備をする話も
楽しめますので
是非読んでみることをお勧めします。

その他のおすすめレビュー

@lastsurvivorさんの他のおすすめレビュー69