第3話
その6 【人生と競馬】
今のところの通算成績としては、余裕でマイナスである。ま、ギャンブルなんてそんなもの。その1でも話したが余力の範囲内で楽しむのがギャンブル。
無論勝ち続ける時期だってある。
過去最高額は2年前のG3レース。3連単11万の配当に500円かけていて一撃55万円。
これには驚いた。
このままギャンブルで生活できるのでは?と錯覚にまで陥いる。
しかし喜びも束の間、ジワジワと競馬で吸い取られて次第にマイナス域に。
ちょうどその時期に一頭の馬がレースで骨折してしまい引退を余儀なくされたニュースを目にした。
この馬の行く末はどうなるのだろう?と調べたら「引退馬協会」の記事に行き着いた。
人間のエゴでキツい修行を強いられレースに出れなくなればお払い箱。とまでは言わないが角度を変えて見ればそうとも言える。
年間8000頭余りが殺処分されてる現状を目の当たりにした俺は衝撃を受けた。
散々可愛いだのたくましいだの言っておいて次々と現れるニューホースに期待しているが引退してからも馬は元気に生きているのが殆ど。
俺は引退馬協会に加入して寄付した。
それからは競馬を楽しむルールとして勝ち馬券からの自分で決めたパーセンテージを寄付している。これは誰に強要されたわけでも、強要するわけでもない。単純に少しでも馬たちが穏やかな老後を過ごしてくれたらとゆうささやかな願いだ。
最近思うところは
将来のビジョンを考える中で馬と触れ合う人生なんて素敵だな、と。
よし、将来は馬主になるぞ!
とはいえ馬主の条件に尽く満たない。。。
一攫千金を夢見ながら、将来は田舎の牧場へ移り住み、馬と生活するのも良いかもしれない。
そんな俺は馬を競馬場やテレビでよく見ているが、未だに跨がるどころか、触れたことすらない、まだまだ知らない世界だらけなのである。
こんな競馬ド素人の俺の「馬理論」に付き合ってくれて有難う。
この一連の話しは全て、実話であぁる!
登場人物の名前だけ偽名だが内容は一つとして嘘偽り無し。
こんなギャンブルの入り口が居ても面白いだろ?
さて、貴方もこのあとポチッとJRAと地方競馬を検索して、サクッと入会して、パパっと予想して、ざっくりと大金を掴みたまえ。
くれぐれも「あちら側」へは行かないように。。。
END
人生と競馬 @drive-by
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