NO14/運転免許

ヒロト2022年令和4年2月18日(金)

何と言っても昨晩の北京オリンピック

女子フィギュアスケート!

何と言っていいのか。ケンジは今はどこにでも行ける立場だから、現地で上から見てたかもね。

最終滑走、ドーピング疑惑のロシアのワリエワ選手、見ていて切なくなった。15歳、日本で言えば中学3年生。報道と想像からしかものを言えない一般人としては、無責任に意見を言うのは簡単だけど、それより何より切なく悲しかった。

何があったにしてもだよ。少女にあんな血の混じるような涙を流させてはいけないよ。

2位のトゥルソワ選手もそう、悔しさだか何かに怒っているのか、ずっと泣いていた。

これからあの国で、この競技で、彼女たちに何が待ち受けているのか、可愛くて頑張っている子が大好きなおじさんとしては、とても心配なのです。

それにしても、銅メダルの坂本花織選手、

底抜けのその笑顔と底抜けのその泣き顔には、とてつもなく癒されました。

おめでとう!!!


ところでケンジ君、風邪ひいたりして家でグダグダ気味のようでしたが、何やら動き出すようですよ。



ケンジ1971年昭和46年4月28日(水)

今日は念願の自動車教習所へ行った。それも自転車でである。このところとんと自転車とはご無沙汰だったためか、ずいぶんと今日は疲れた。二つ塚を登る時はもう息も絶え絶え、肺がキリキリと締めつけられるように痛かった。きっと昨日まで風邪をひいていたことも一因しているだろう。

さて、その青梅の教習所へすたこらさっさと、ぎっちらごっちらペダルを踏んで着いたのが8時半、1時間かかった。

手続きがよくわからなくてまごついてしまったが、9時半までにはどうやら全部終わった。相変わらず視力の方は危なっかしかった。


ケンジ1971年昭和46年5月2日(日)

もう、うんざり。というのは、運転教習第一段階がもう五時間やっているのにまだ終了しないからだ。並みの人なら三時間で終了しなければならないところだ。まだ18歳という若いみそらで、だらだらと時間をかけるのは、我ながらまことに恐縮至極である。


ケンジ1971年昭和46年5月4日(火)

あーあ、今日でとうとう第一段階七時間。今七時間で終わっていないということは、まだ一、二時間乗らなければならない。私はどういうわけか、通例通り、外周をくるくる回っている分には、まぁ何とか自分の満足のいく程度までになったのだが、ただ、ひとたびコースを変えて、あそこを右折してください、左折してくださいなどと言われると、途端に手と足がアンバランスになり、頭に血がのぼり、心臓がドキドキといった具合になるのである。そうなったら最後、もうひどいもので、アクセルとクラッチを間違えるなんざーお茶のコサイサイ、アクセルの代わりにブレーキを夢中で踏み、ハンドルは返すのを忘れ、対向車に向かって突き進んで行くか、さもなくば、縁石の上深々と乗り上げ芝生をむしり取る。本当に大したもんだぜ、原則通り三時間だけで通過している人もたくさんいるというのに。


ケンジ1971年昭和46年5月14日(金)

今日の教官は二人とも親切な人で良かった。しかし、どうやら第二段階も7時間かかってしまうようだ。というのは、今日で六時間乗って今8だから、あと一時間乗れば9の総合運転も終わるということなのだ。


ケンジ1971年昭和46年5月19日(水)

今日は順調に二時間乗れたことは乗れたのだが、内容が良くなかった。何しろ、叱られ通し、安全確認不履行十数回、脱輪接輪きりがなし、縁石の上を行く合間合間に路上をたまに走る程度。まったく今日はひどかった。


ケンジ1971年昭和46年5月24日(月)

今日の教習所、万事順調にいき、心よく思っていたのだが、何とそれも二時間目に乗って教官の態度で半減されてしまった。その時間は、踏切通過の練習をする予定だったのである。私はは前にもちょっとやったことがあって「あんなのは簡単だ」と自認していたのだ。ところがその教官は、まったくつまらない冗談を交えて、だらだらとわかりきった説明を、それも車から降りて、まるで私に進ませたくないというが如くの素振りなのである。説明が終わってもしばらくは、どういうわけか独りで頷いたり、黙ったりして時間を潰そうと試みている様子だった。私はできるだけ何回もやろうとしているところに水をさして、「オーまーいくらやれば上手くなるといっても、そー面白がってやっちゃーいけねーや、まークラッチ切って一服しろや」こうである。私も、もうその時には半分あきれて、半分あきらめていた。


ケンジ1971年昭和46年5月25日(火)

さて、今日の出来具合はというと、まーまー、しかし、やはり例の踏切の時の無駄時間を食わせた教官の思惑通り?一時間オーバーする羽目に陥った。本当は今日縦列まで入っていなければならないはずなのだが、あれのために、今日はとうとう方向変換までで終わってしまった。しかし私はそれほど気にしていない。なぜなら、私はこの第三段階が終わったら、小金井へ行って直接免許を取ってしまおうと思っているからだ。しかし路上も少しやっておいた方が後々まで好都合なので、仮免の試験を受けてからにしようと思う。そして、路上を二、三時間乗って、そこで教習所ともおさらばという寸法なのだが、果たしてそう上手く進むかどうか。それが問題だ。



ヒロト2022年令和4年2月19日(土)

いやぁ、どうかなぁ。

このまま教習所で、卒業検定受かってから、小金井の試験場で、実地試験免除で免許を取った方がいいんじゃない?

試験場での実地試験、緊張感半端ないよ。ケンジは自動二輪の試験、落ちたことがあるって、確か言ってたよね。実は俺も、自動二輪試験2回落ちているんだ。運転技術は、内緒だけど友達のバイクでバッチリ練習していたから自信はあったけど、実際に試験コースに出ると、緊張からかルートがわからなくなっちゃうんだ。この俺様だってそうなるんだから、ケンジ、相当大変なことになるだろうと、ちょっと期待しています。

ところで、今の教習所は2段階だけらしいよ。もっとも、結局30時間以上かかるらしいから、やっぱり教習所は儲かるんだろうね。




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