第3話 新たな勢力
翌日、午後SME社内休憩室にて
「ユウト、ここに居ったんか。それにしても昨日はヤバかったなあ。まさか監督自らネタバラしするなんて見たことないよなあ。」
「シロ-先輩、そうなんですよね。朝からチェックしてるんですけど、ネット記事何かメチャクチャ載ってますね。」
「そやねん、しかもネット記事の悪い所でヒロセカンナちゃんの写真を使って、タイトルの所が『ネコは死にまシェーン。ネコのことが好きだから。』て書いてるから、まるでカンナちゃんが言ったみたいになってるねん。」
「そうなんですよね。まあ、もう映像が完成するのを待つしかないんですけどね。。。」
ネットのネコ派住民は、一斉に反応し多くはポジティブなものだった。
『ネコが死なないんだったら絶対みたい。』
『ももまるの子猫時代にそっくりなネコちゃんがみれるのは嬉しい。是非見に行きたい。』
まれに、
『ヒロセカンナちゃんがネコ派だったのでこれからは応援したい。』と勘違いした書き込みもあったが映画を楽しみな意見が大半だった。
そして、ネコ派住民、ヒロセカンナちゃんファンと2代勢力の他に、新たに【安野監督フリーク】が誕生した。
『あえてネタバラシするとはさすが鬼才安野さん、公開が待ちきれない。』
『タブーを恐れない安野監督、今度はどんな仕掛けがあるのかなあ。期待しかないです。』
『安野監督のぶっきらぼうな応対、何か職人気質でいいですね。映画絶対見に行きます!』
ネット上では一部誤解しているファンもいるが盛り上がっていった。
そして、映画は完成し試写会へ。
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