真里谷side1

お久しゅうございます。

新作書こうと思って色々頑張っておりました。

まぁ簡単に言うと、三國時代の中国に転生した主人公が色々頑張るあるあるな感じのやつなんですけどね、やるからには頑張ろうと思って正史三国志(全8巻)を楽●で購入したのですよ。

難しいですね。

挫折しました。

まぁゆっくり頑張ってそのうちあげようと思います。

はい、というわけで更新いたします。


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~5年前~


「…な、んで?」


あと少しで


「なんで助けたの?」


死ねたのに


「なんで私のこと助けたのよ!」


解放されたのに!!


「いや、普通空から人降ってきたら助けるでしょ」


何事もなかったかのように返された。

なんなのよこいつ!


「あ、パンティーみえてるよ」


スカートが完全にめくれていた。


「っ~!!」


声にならない叫びをあげて隠す。

こいつデリカシーないわけ!?


「ハハッ、自殺しようとしててもパンツは見られたくないんだね」


…あ


「…るっさい」

「そろそろ立ってくれる?ちょっとキツいから」

「…なにが?」

「君を受けとめてるクッション、僕の血液でできてるの。そろそろ戻さないと色々ヤバい」


けつえき?

なに言ってるのこいつ。


「血だよ血。君のなかにも流れてる赤いやつ」


え?このブヨブヨしたやつが?

頭大丈夫なの?


とりあえず、立ち上がる。


「能力閉鎖50%、能力血煙」


え?

男子がそう言った瞬間さっきまで私を受けとめていた物体が消えた。

もしかしてこの人高等人種?


「ふぅ~生き返った。やっぱ体から血液半分出すのはキツいね」

「は?」


普通そんなに血出したら死ぬんじゃないの?


「僕の体、身体強化手術でめちゃくちゃ強化されてるからね。体から血液全部出しても30分は生きてられるよ。ガチでキツいけどね」


こいつ、人間?


「人間だよ」

「…私の心よまないでくれる?」

「めちゃくちゃ分かりやすかったから、つい、ね」


イラァ💢

…そんなことよりも


「あなた、なんなの?」

「ん?さっき自己紹介したでしょ?」

「そういう意味じゃない」

「じゃあ、なに?」

「なんで私のこと助けたの?私のこと知らないわけ?」

「知ってるよ。隣のクラスのいじめられっ子、真里谷茜さん。めちゃくちゃ馬鹿でトロいことで有名だよね」


…多少オブラートに包んでくれてもいいんじゃないの?


「その通り。一応いっときますけどね、私に話しかけたら巻き添えくらってアンタまでいじめられるよ」


まぁ、そもそも私に話しかけでくれる人なんてです滅多にいないけどね。


「別にいいよ」


はい?


「返り討ちにするだけだからね」

「…意味わかんない」

「僕の能力はね、血液を操ることができるんだ」


みせてあげるよと言って私のことを指差す。


「能力開放1%、能力血煙」


カプッ


え?


「ちょっ!なにやってんの!?」


自分の指に噛みついて血をだしたよこの人!

うわわっ血滲んでんじゃん!


「いいから、いいから」


そう言って彼は花壇を指差す。

次の瞬間


パフン!


花壇の土が盛大にまいあがった。


「え?」

「僕の血を飛ばして土に穴を開けた」


花壇には結構大きな穴が開いている。

…すごい…


「能力閉鎖1%。能力血煙」


どや顔ウザいな…


「これ使えば誰が来ても返り討ちだよ」


そりゃそうだよね。

…羨ましいな。自分で自分を守ることができて。


「だからさ、今日から僕が真里谷さんのことを守ってあげるよ」


…はい?


「ごめん、意味わかんない」

「君をイジメから守るんだってば」

「…なんで?」

「真里谷さんって面白いな~って思ってね」

「どこが?」

「だってさ普通、能力使いってめちゃくちゃ怖がられるじゃん?でも真里谷さんは怖がるどころか、『すごい』って言ってくれた」


思いはしたけど、口にはだしてないと思う。


「顔が言ってた」


さいですか。


「こんな面白い人を死なせるなんてもったいない!だから僕が真里谷さんのことを守るんだよ」


…死ぬ?

あ、自殺しようとしてたんだった…


「君が嫌がろうとなんだろうと僕が君のことを守るよ!」


返り討ちにするだけじゃ根本的な問題は解決しないと思う。

自分でも変わろうと思って色々やってみたけど全然変われなかったし…


「とりあえず、君をイジメられなくするよ!」


だから!それができたら苦労しないって!


「とりあえず見た目、変えようか」

「見た目?」


見た目、か。

私、クセっ毛だし、服を買うお金持ない。一応清潔感はだそうとしてるけど難しいし…


「その見た目じゃイジメられててもおかしくないからね」


わかってるってば!


「私だって頑張ってるもん…でもこれしか…」

「大丈夫。スペシャルコーディネーター呼ぶからさ」

「スペシャルコーディネーター?」

「ま、そんな大層なもんじゃないけどね。僕の幼馴染みにやらせるんだよ」

「…大丈夫なの?」

「大丈夫。僕にはちょっとキツいけど性格悪い訳じゃないから」


そういうことじゃなくて、勝手に決めて大丈夫?ってことなんだけど…


「とりあえず着いてきて!」


…大丈夫なのかなぁ?





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次回、幼馴染み登場!

面白かったら評価( `・ω・´)ノ ヨロシクーお願いします!





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大財閥所属の元陰キャ護衛ですが意外なことにモテモテで困っています 喬偉 @wtpmjgda1178

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