2話

お久しぶりです。クラス替えやらなんやらで新しい環境に疲れて死にかけておりました。

すいません(^.^)(-.-)(__)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ただいま」


今日、ひよりはクラスメート達とテストの打ち上げでカラオケに行っている。

ちなみに僕は面倒だから断った。


「おかえり~、冷蔵庫にプリンはいってるから食べて~」


あれれ?


「ひより?」

「はいはいひよりさんですよ」

「なんでソファーに寝転んでるの?」

「だってここ私の家だし」

「そうじゃなくて、今日カラオケじゃなかったの?」

「ちょっと色々あってね。帰ってきたんだ」


色々、ね。


「真里谷さん?」

「そ」


クラスメートの真里谷茜さんは僕のことを毛嫌いしている。

陰キャな僕のことが気にくわないんだろうね。

…プラス、真里谷さんと仲のいい里見さんを泣かせたのもデカイのかもしれない。

見た目はともかく里見さんの件は完全に僕が悪い。

見た目はともかくね!


「その見た目ももう少しキチンとしたら茜からの印象も変わるのに」

「逆に、なんで睨んでるんだってキレられそうだけど」

「………そんな理不尽な子じゃないよ。多分」

「そこは言いきってあげようよ」


本当に友達なのか?

…ま、高校で初めて会ったって言ってたしそんなにお互いのこと知らないよね。まだ入学して2カ月しかたってないんだもん。仕方ない、よね?


ってんなこたどうでもいい。

僕とひよりは結構仲が良い。

一緒に住んでるからお互いのことをよく知っているっていうのは抜きにしても、なんだかんだで相性が良いらしい。

え?仲の良いことは隠してたんじゃないのかって?

隠してたよ。

バレたよ。

だってひよりがグイグイくるし、毎日同じ弁当食べてるんだもん。

それも真里谷さん的には面白くないらしい。


ことあるごとにひよりに噛みつく。


「あいつと関わらない方がいい~」


とか


「男の趣味悪い~」


とかね。


で、ひより的にはそれに腹が立つ。

だから反撃する。

2人とも気が強いから喧嘩になる。

カーストトップがそんな感じだからクラスの空気が重くてかなわない。


「それで?今回はなにがあったの?」

「ん~、いつもと同じ。茜が悠斗の悪口言って私がキレた」


うん、いつも通りだね。


「で、イライラしたから絶交した」


うんうん、いつも通…

っは!?


「え?いや、ん?」

「絶交した」


いやいやいや


「絶交って…」

「なんも悪いことしてない悠斗のこと好き放題言うからムカついてね」


それだけで絶交すんなよ…


「それで、真里谷さんは?」

「知らない。あんたとはもう絶交!って言って飛び出してきたから」

「…さよで」

「茜、悠斗はロリコンだの人殺しだのって好き放題言うんだよ!酷くない!?」


は?ロリコン??


「しかも同調してる連中結構いてムカつく」

「…真里谷さんはともかく他の人達に同調される覚えはないな…」


あと僕ロリコンじゃないからね。


「確かに悠斗はロリコンだし、人殺しててもおかしくないような目付きだけど悪口言うのは良くないよね!!」


おい


「喧嘩うってる?」

「え?なんで?」

「僕、ロリコンじゃないよ」

「ロリコンじゃん」

「どこが?」

「…とにかく!悪口言うのはよくないと思うの!」

「誤魔化しても無駄だよ」

「…」←上目遣いお目目キラキラ~

「…」

「…」←上目遣いお目目キラキラ~

「ま、悪口言う心理はわからなくもないけど、あんまり気持ちのいいことじゃないね」

(チョロ)

「おい今小声でなんつった?」

「ナンデモナイヨ」


嘘こくなよ。


「…にしても絶交はやりすぎじゃない?」

「そんなことないよ」

「いや、ほら、真里谷さんだってひよりのこと思って色々言ってくれたんだしさ「だからって悪口言うのは違うでしょ!」(人の話は最後まで聞いてよ)…まぁそうだね」


ひよりの意志は固いみたいだ。

正直、面倒事の予感しかしない。

う~んどうしよう…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本人は認めてないけど、悠斗君はロリコンです。


面白かったら評価お願いします!





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る