思いのほか哀しいラストでしたね。
絶望の中で生きるのに、負の感情が支えになることもあるでしょう。それが結果的にドラゴンカーセックスに行き着いた……うん……
西島さんも、ただ復讐を受けただけよりも心中がカオスだろうなと思います。真面目だから余計に。
シリーズを重ねるごとに稲村先生とのコンビプレイ(変な意味ではなく)がいい具合になってきていますね。
今回も面白かったです!!
作者からの返信
まぁ、「そうはならんだろう」とお思いでしょう。僕も「そうはならんだろう」と思います。ですがなっちゃいました……。
西島さんにとっては忘れられない事件になるでしょうね。異常性癖に自分の過去が絡むとは思わなんだ……。
稲村先生と西島さんは名コンビ……になってるといいな。「迷」の可能性はある。原因は主に稲村。
お読みいただき嬉しいです。ありがとうございました!
ごきげんよう、そうか、姉弟覚悟の上での自死だったのですか。
父親との永遠の別れを突然突き付けられた、姉弟が、自分達の運命が変わってしまった絶望から、歪だけれど、思わず互いに手を伸ばし合った、哀しい家族の絆。
それを一般的な倫理観だけでどうこう言う事は私には出来ませんし、それでもきっと姉弟は、なんとかそれぞれの人生を再生しようと頑張ったのだろうな、と思うと、再生を成し得ないと判った時に、西島刑事への復讐を思いついたことは、西島刑事にとっては不幸でしたが、その行為を一概に間違いだ、とは言い切れないのが哀しいです。
稲村さん、なにやら哲学と覚悟を持って色々と想いを巡らせていらっしゃるようですね。穿ち過ぎかも、ですが、彼もそうとでもしないと理性を保っていられないのかもしれないな、とふと、思いました。
ちょっと哀しい物語、ありがとうございました。
作者からの返信
ごきげんよう、確かに、ちょっと派手な心中ですね。派手過ぎですね。ドラゴンカーセックスは。
でもこういう歪な愛の結晶ってあると思うんです。肉体関係にまで及ばなくても、例えば親子間の愛だって、ちょっとしたことで異常な形になると思います。
そしてどん底から這い上がろうとして、それでも落ちてしまうことだってあると思うんです。世の中はリベンジというか、地の底からの逆転劇を見たがるようですけど、僕は何となくそういうのにリアリティを感じなくて。フィクションだから、何となくハッピーになれる物語を摂取すればいいという理屈はもちろん同意できるのですが、これを書いた時期は何となく気持ちが倦んでいまして、ちょっとバッドエンド寄りの話を。稲村先生は僕のキャラクターの中で一番懐が深い人物ですから、こういう鬱屈した気持ちも受け止めてくれるんです。
確かに稲村さんも、何かしらの考えがないと自分の異常性を飲み込めないのかもしれません。でも飲み込めているのが彼で、異常性を理解した上で自分の住む場所を開拓しているのも彼です。
悲しい物語でしたね。申し訳ないです。自分のデトックス的な意味もある話でしたので、お付き合いいただいたこと自体に多大なる感謝を。いつもありがとうございます。しのぶ様に救われております。
はーーなるほど😳今回はこう来ましたか。確かにある意味では復讐になりますね、こんなもん見たらトラウマになりますもんw
西島さん的には結果的に三人を死に追いやることになってしまったのでちょっと可哀相な事件でしたね…でも、面白かったです!いやーこのシリーズやっぱり好きです!☺️
作者からの返信
トラウマもんよね。僕も初めてドラゴンカーセックスのCG見た時はしばらく呆然としたなぁ。
今度書くやつはピッツァに決まったよ。文フリ終わったら書いてみる。