第5話 【熱釘】と【氷柱】と【無能】
<<
脳内にシステマチックな音声が鳴り響く中、
チュー! チュー!
続け様に二匹のネズミが飛びかかってくる。
すると
<<
だからなんだよコレ!
「なあ、
<<
「あ、今度は
俺は、あたりを見回した。
だけど、
あるのはなぜか突然できている氷の壁だ。
氷の壁には、ネズミが一匹下敷きになって内臓を飛び散らかしている。
その氷の後ろから、
「
「ああ。おかげさで」
「
「そっか、俺のスキルは、ちょっとこいつら向きじゃない。
俺はクラスってか学校のみんなを防護するシェルターを作って回るから、倒すのは
そう言うと、氷の壁をよじのぼって出てきた
どっから取り出したのか、足にはスノーボードをつけている。
<<
あ、また、
だから、なんだ? これ??
「と言うわけで、
「え? なに?? ユニークスキル?? どうやって使うんだ!?」
「どうやってって……ネズミが出た時から使い方が分かりましたけど?
てっきり君もそうかと」
「え? そんなもんなの??」
俺は、ステータスを開いた。
「ステータスオープン!」
=============
レベル1
知力 5
体力 9
統率 6
魅力 3
ユニークスキル【
★★★★★★★☆☆☆
=============
「っておい! 俺のスキル【無能】なんだけど!
こんなのどうやって使うんだ!」
「さあ? とにかく、君も手伝ってください!」
「わかった! ……ってなるわけないだろ!!
【無能】だぞ! むのう!! どーかんがえても俺も避難する側だろ!!」
「いえ、違います、おそらくですが、
その証拠に、ステータスが見えるじゃないですか!」
「え? どういうこと??」
「僕は今日、ステータスを開きっぱなしでいたんですけど、君と、
きっと、君は【
僕の、【
チュー!
ネズミが襲いかかってくる。俺は、
何匹ものものネズミを、2本の炎のムチをあやつって切り刻んでいる。
俺を助けるヒマなんてなさそうだ。
こうなったらヤケクソだ!
俺は飛びかかるネズミを紙一重で避けると、尻尾をむんずとつかんで、思いっきり地面に叩きつけた。
ボグン!
ネズミは、嫌な音を立ててぐったりと倒れた。
<<
=============
レベル1→1
知力 5→5
体力 9→9
統率 6→6
魅力 3→3
ユニークスキル【
★★★★★★★☆☆☆
=============
え? どういうこと???
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます